らしさ満点のファミリーカー シトロエンBX 英国版クラシック・ガイド 見えない錆にご注意 前編

公開 : 2022.09.04 07:05  更新 : 2022.09.04 12:53

英国で掘り出し物を発見

シトロエンBX 16 TGS

登録:1990年 走行:10万3400km 価格:6495ポンド(約107万円)

外観は非常に良さそうな、走行距離の短い1.6LエンジンのBX。ホワイトの塗装には艶があり、グレーのクロス内装はすり減りがほとんどなく状態は良好。運転席側のシートは、ヘタっているようではある。

シトロエンBX 16 TGS(1990年/英国仕様)
シトロエンBX 16 TGS(1990年/英国仕様)

フロントフェンダーに凹みがあり、バンパーは退色している。パワーウインドウに電動サンルーフ、リアウインドウ・ブラインドなど魅力的なオプションが多く搭載されている。整備記録も整っているという。

シトロエンBX 19 GT

登録:1985年 走行:12万3100km 価格:8000ポンド(約132万円)

とても希少な初期型となるMk1のBX 19 GT。5年間ほど乾燥したガレージで保管された後、近年オーバーホールを受けている。新しいタイミングベルトとウオーターポンプ、エグゾーストとスフェアへ交換されている。

売り手によれば、加速や操縦性は素晴らしいとのこと。メカニズムの不具合は一切ないと、自信を見せている。ただし、ボディやシャシーの錆は要注意。強気な価格は、状態と希少価値の表れといえるだろう。

中古車購入時の注意点などは後編にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マルコム・マッケイ

    Malcolm Mckay

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジェームズ・マン

    James Mann

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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