アストン最後にして最強の12気筒オープン V12ヴァンテージ・ロードスター発表 すでに完売

公開 : 2022.08.24 06:25  更新 : 2022.08.24 09:38

アストン マーティンは、V12ヴァンテージのロードスターを新たに発表しました。12気筒エンジンを積むアストン最後のコンバーチブルになると予想され、限定249台はすでに完売しているとのこと。

アストン最後のV12コンバーチブルか

アストン マーティンは、V12ヴァンテージのコンバーチブル仕様を新たに発表した。最高出力700psのパワートレインを共有しながら、過激なスタイリングはややトーンダウンしたものとなっている。

現在、V8エンジン搭載のヴァンテージにもコンバーチブル仕様が設定されているが、この新型車は今年発表されたばかりのV12ヴァンテージをベースにしたものだ。

アストン マーティンV12ヴァンテージ・ロードスター
アストン マーティンV12ヴァンテージ・ロードスター    アストン マーティン

新型V12ヴァンテージ・ロードスターは、アストン マーティンがリリースする最後のV12エンジン搭載コンバーチブルになることが予想される。249台の限定生産で、クーペ仕様の333台はすぐに完売した。

スタイリングにおける主な特徴はファブリックルーフだが、その他にもさまざまな変更が加えられている。

例えば、リアスポイラーは取り外され(オプションで追加可能)、その分アンダーボディのエアロダイナミクスに手が加えられた。同社の最高技術責任者であるロベルト・フェデリによれば、「量産型ヴァンテージ・ロードスターの最大10倍のダウンフォースを発生させる」そうだ。

予定生産枠はすでに完売

21インチのアルミホイールには、ミシュランのパイロット4Sタイヤが装着される。仕上げとして、サテンブラックまたはシルバーオンブラックのツートンのいずれかを選択できる。オプションで軽量な鍛造ホイールも用意されており、バネ下重量を8kg削減することができるという。

V8ヴァンテージよりもフロントグリルの面積が25%拡大され、フェンダーはクーペ仕様と共通。V12独特の筋肉質なシルエットとなった。

アストン マーティンV12ヴァンテージ・ロードスター
アストン マーティンV12ヴァンテージ・ロードスター    アストン マーティン

搭載されるパワートレインは、5.2L V12エンジンで、最高出力700ps/6500rpm、最大トルク76.7kg-m/5500rpmを発生する。

車重はクーペ仕様より60kg重くなったが(軽量化オプションをすべて加えると1850kg)、0-97km/h加速は3.5秒と、わずか0.1秒の差にとどめている。最高速度は320km/h。

価格について公式には明らかにしていないが、26万5000ポンド(約4280万円)のクーペより高価になると予想される。ただし、すでに完売しているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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