改良新型メルセデス・ベンツCLA 2023年登場か LEDデザイン変更 プロトタイプ発見

公開 : 2022.08.26 18:05

メルセデス・ベンツCLAの改良新型が来年にも登場する見込みです。今回、ドイツでテスト走行中のクーペ/シューティングブレークのプロトタイプが目撃され、スタイリングの変更点が確認されました。

改良新型 ライトのデザイン変更か

メルセデス・ベンツが開発中の改良新型CLAのプロトタイプが、欧州で目撃された。来夏に正式デビューする見込みである。

目撃されたプロトタイプは、クーペとシューティングブレークの2種類。デザインを隠すカモフラージュが施されているが、フロントエンドに手が加えられていることがわかる。LEDデイタイム・ランニングライトの上部は2本に分割され、下部はグリルの近くに移動し、平行四辺形のブロックとなっている。

改良新型メルセデス・ベンツCLAクーペのプロトタイプ
改良新型メルセデス・ベンツCLAクーペのプロトタイプ    AUTOCAR

一方、テールライトは、L字型のライトブレードのデザインが変更されているが、他の部分に変更は見られない。

クロームパーツ減少?

今回のプロトタイプはいずれも、ウィンドウやディフューザーをはじめ、各クロームトリムがピアノブラックとなっていたことから、ナイトパッケージを装着していたと見られる。

フランスの高級車ブランドであるDSは、生産時にCO2を大量に排出することや、主流ブランドがクロームを多用し始めたことを理由に、クロームの使用を控えるようになった(DS 7のフェイスリフトから実施)。メルセデス・ベンツも、これまで多用していたクロームから脱却しつつあるのかもしれない。

改良新型メルセデス・ベンツCLAシューティングブレークのプロトタイプ(右)
改良新型メルセデス・ベンツCLAシューティングブレークのプロトタイプ(右)    AUTOCAR

CLAのパワートレインに変更はなさそうだ。AMGモデルのパワーアップや、プラグインハイブリッドのCLA 250eで電気のみの航続距離が70km(クーペの場合)となるなど、わずかに改善される可能性はある。

改良新型のCLAについて、メルセデス・ベンツはコメントを控えている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事