アストン マーティン・ヴァルハラ 内装の全貌が明らかに 最高出力950psのハイブリッド・スーパーカー

公開 : 2022.08.26 18:45

人間工学に基づいたコックピット

チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、ヴァルハラがヴァルキリーとは異なる位置づけであることから、独自のデザインアプローチが必要になったと語っている。

「ヴァルハラのコンセプトモデルを製作したとき、わたし達はヴァルキリーのデザインレガシーを強調したいと考えていました。その意図は今も変わっていませんが、生産に向けて大幅な進化を遂げています」

アストン マーティン・ヴァルハラ
アストン マーティン・ヴァルハラ    アストン マーティン

インテリアは、「明確かつシンプルな人間工学に基づき、ドライバーを中心に据えたシンプルなコックピットデザイン」で、ヴァルキリーとほぼ同じ。しかしセンターディスプレイはなく、四角いステアリングホイールを備えている。

ヴァルキリーよりも広々としており、アップル・カープレイとアンドロイド・オート対応のインフォテインメント・タッチスクリーン(写真では格納されている)、デュアルゾーン・エアコン、バックカメラ、先進の運転支援システムなどが搭載されている。

ヴァルハラは2023年後半に発売される予定。アストン マーティンのF1ドライバーのセバスチャン・ベッテルとランス・ストロールが、ヴァルハラのパフォーマンスについてフィードバックを提供する。

価格はまだ確定していないが、以前から予想されていた100万ポンド(1億6000万円)より安い、60万~70万ポンド(9700万~1億1000万円)になると考えられる。生産予定台数は未確認だが、1000台を超えることはないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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