ベントレーのタワマンがすごい! 米マイアミに建設中の高級レジデンス クルマにのったまま61階まで

公開 : 2022.08.28 06:45

ベントレー・モーターズはマイアミに2026年完成予定の「ベントレーレジデンス」のエレベーターの詳細を発表しました。

クルマに乗ったまま自宅へ

ベントレー・モーターズはフロリダ州マイアミに2026年完成予定のレジデンシャルタワー「ベントレーレジデンス」の詳細を発表した。

「ベントレーレジデンス」は、最大4台駐車可能でEV充電設備用のスペースも備えたガレージを各住戸に完備する。

2026年完成予定の「ベントレーレジデンス」のイメージ
2026年完成予定の「ベントレーレジデンス」のイメージ    ベントレー

開発パートナーであるデザー・デベロップメント社にちなんで「デザーベーター」と名付けられたエレベーターにクルマごと乗り、道路から各住戸のガレージまで移動するというスタイルを提供。

ベントレー・モーターズとデザー・デベロップメントは2021年にパートナーシップの提携を発表し、ベントレーブランド初となる高級レジテンスが61階建ての高層ビルとなることと、各住戸からベイビューやオーシャンビューを楽しめることを明らかにしていた。

2022年には、サニー・アイルズ・ビーチにあるベントレーレジデンス建設予定地の近くにセールスギャラリーがオープンし、入居希望者を対象にベントレーレジデンスの開発について詳しい案内をおこなっている。

ベントレーレジデンスにはデザーベーターが4基設置。

デザー・デベロップメント社が独自に設計したエレベーターは最上階61階までクルマを運搬する。

各エレベーターには油圧システムがあり、このシステムでタイヤを挟み、クルマを引っ張ってロボットシャトルシステムに載せた後、目的の階までエレベーターが上下に移動。

低層階ではエレベーターシャフトの周囲がガラス張りとなり、建物内の共用エリアを一望できる設計になっている。

最上階の61階まで、各住戸内に3台または4台駐車可能なプライベートガレージが用意され、希望すればEV充電設備を設置することもできる。

居住者が所有するクルマにはすべてRFIDタグが貼られる予定。

ベントレーレジデンスにクルマで到着するとRFIDタグが自動で読み取られ、自宅に移動するための正しいデザーベーターへとドライバーを誘導。

ID情報が自動で認識されるため、ドライバーは降車したりボタンを押したりする必要がなく、そのまま自宅まで移動できる。

ベントレーレジデンスは建物のどこにいてもワイヤレス通信を利用でき、ホットワイヤーシステムの導入により、デザーベーター内での通信も可能という。

現在、先行公開されているバーチャルリアリティツアーを利用してデザーベーターや住戸専用ガレージなどを体験することもできる。

プール付きバルコニーを備えた各住戸をはじめ、映画館、ゲームルーム、ウェルネスセンターとスパ、ウィスキーバー、シガーラウンジ、レストラン、美しいロビーなど、ベントレーレジデンスの東西ユニットの全貌をバーチャルプレビューできる。

マイアミのサニーアイルズビーチにあるセールスギャラリーでは対面での案内を実施。

実際の住戸と同じ広さのモデルルームをはじめ、完成予定の建物の手の込んだディテールなどをベントレーレジデンスの担当スタッフが紹介。

モデルルームに配置されている豪華な家具「ベントレーホーム」は、ベントレーモーターズの長年のブランドパートナーであるイタリア製高級家具メーカーがハンドメイドで製作している。

ベントレーレジデンスの住戸は420万ドルから。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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