アウディA8、S8、RS7などリコール届出 約3200台対象 エンジン出力低下のおそれ

公開 : 2022.09.02 14:45

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、アウディA8、S8、RS7など計3209台のリコールを届け出ました。

オイルストレーナー不具合

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、2022年9月1日付で、アウディA8、S6、S6アバント、S8、RS7など(2012年7月20日~2017年5月17日輸入)計3209台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、ターボチャージャーへのオイル供給ラインに取り付けられているオイルストレーナーにおいて、ストレーナーのメッシュサイズが小さすぎるため、オイルストレーナーにオイルの沈殿物が付着することがある。

アウディS8などの一部機種が対象
アウディS8などの一部機種が対象    アウディ

長期間、車両を使用することにより沈殿物が増加するとオイルストレーナーがつまりターボチャージャーへ十分なオイルを供給できなくなり、最悪の場合、エンジンの出力低下やエンジンが停止するおそれがあるという。

改善策として全車両、オイルストレーナーを対策品と交換する。また、ターボチャージャーを点検し、必要であれば新品と交換する。

市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は5件確認されている。

なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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