ポルシェ911 S(1972年式)落札ならず BHオークション×ヤフオク 結果 2950万円スタート
公開 : 2022.09.04 20:13 更新 : 2022.09.04 20:33
BHオークションとヤフオクのコラボで開催された「コレクションカーオークション」の結果を紹介します。
もくじ
BHオークション×ヤフオク
「コレクションカーオークション」は、希少価値の高いクルマに特化したオークションハウスのBHオークションと、ネットオークションの「ヤフオク!」が協力して2021年6月から開かれている。
今回は14回目の開催。アルファ・ロメオ・ジュリアGTAmなどの希少な個体が出品された。
2022年9月4日に判明したポルシェ911 S(1972年式)のオークションの結果を紹介。
スタート価格:2681万8182円(税込2950万円)
最終結果:落札ならず
入札数:0
出品車両の詳細
ポルシェフラッグシップ「911」の原点であり、ナローポルシェの愛称で知られる901型ポルシェ。
出品された個体は、スポーツ走行に特化したハイグレードモデル「911 S」の中でも、シリーズ最高の運動性能を誇る1972年型。
1972年型のみが持つ最大の特徴は、オイルタンクの位置が他のモデルと異なっていること。リアからフロント近くに移設され、給油口も右フロントフェンダーにある。
これにより重量配分の最適化を図り、走行安定性の向上を実現。
シリーズ中最大の190psを発揮する2.4Lフラット6エンジンのパワーがより扱いやすくなっている。
この構造は1972年型にのみ採用されたことで知られており、のちの1973年型からは利便性を重視し、従来のリア側配置に戻された。
昨今の空冷ポルシェ人気の中でも、屈指の希少性を持つ72年型の「S」であるが、この個体で特筆すべき点は、その状態の美しさという。
内外装あらゆる点において、丹念なメンテナンスが行き届いている。
内装の艶やかなレザーシートからも前オーナーの愛情が感じられる。
エンジンルームを開けてみれば、妥協なく整備された、伝統のフラット6が出現。
走り込まれた個体が多いといわれるナローポルシェ。その中でも良好なコンディションを維持している部類に入る個体といえるだろう。
オドメーター表示は7万5935km。