【実際に購入レポート】ポルシェタイカンの長期テスト(8) ようやく走行距離が6500kmを超えました

公開 : 2022.09.05 21:37  更新 : 2022.09.05 21:49

サーキット走行 与えた影響は?

電費は、意外にも、大きく悪化することはなかった。サーキット走行の直前で、走行可能距離はこれまでで最大の434kmを表示していたが、走行後に充電してみると411kmまでの減少に留まっている。

このところの走行可能距離は400kmを割り込むことはまず無くなった。ということは、東京から名古屋ぐらいまでは楽に到達できる計算で、その後も、90kWhの急速充電器があれば、30分の充電で更に200km程度走ることができるはずだ。

このところの走行可能距離は400kmを割り込むことはまず無くなった。
このところの走行可能距離は400kmを割り込むことはまず無くなった。    戎大介

しかし、現在、設置されている50kWのものでは、30分充電しても100km程度しか走れず、この辺が大きなネックであろう。何れにしても、何度も言っているように、インフラの整備は急務である。

スポーツランド山梨は手頃なサーキットで、クルマの挙動を見るにはとても良いため、今後、EVのテストの際は、可能な限り走ってみようかと思っている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

ポルシェ・タイカン AUTOCAR JAPAN編集長 購入レポートの前後関係

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