SUVモデルが販売伸ばす! 2022年8月の新車販売ランキング 登録車・軽の新型車の動向は?

公開 : 2022.09.07 06:15

スペーシア・ベース、軽EVの売れ行きは?

8月の軽自動車ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比15.9%減ながら1万1130台を販売して、3か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、同27.4%減(6751台)と苦戦したものの1ランクアップを果たしたスズキ・スペーシアが位置。

スペーシア・シリーズの第4のモデルとして登場した軽商用車「スペーシア・ベース」。軽乗用車並みの静粛・快適性と、商用パッケージの使い勝手を活かし、車中泊・テレワーク・移動販売需要を取り込むのが狙い。
スペーシア・シリーズの第4のモデルとして登場した軽商用車「スペーシア・ベース」。軽乗用車並みの静粛・快適性と、商用パッケージの使い勝手を活かし、車中泊・テレワーク・移動販売需要を取り込むのが狙い。    宮澤佳久

第3位には、7月に新型のキャンバスを発売したものの、生産ラインの一時稼働停止が響いて同4.3%減(6601台)にとどまったダイハツ・ムーヴが、1ランクダウンで入った。

2022年8月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報

1位 ホンダNボックス:1万1130台
2位 スズキ・スペーシア:6751台
3位 ダイハツ・ムーヴ:6601台
4位 スズキ・ワゴンR:5514台
5位 ダイハツタント:5119台
6位 日産ルークス:4926台
7位 スズキ・アルト:4803台
8位 スズキ・ハスラー:4733台
9位 ダイハツ・タフト:3809台
10位 日産サクラ:3523台

注目モデルの動きに触れていこう。

8月に一部改良を図ったスズキ・ワゴンRは、前年同月比5.3%増(5514台)を成し遂げて第4位に。6月にラパンをマイナーチェンジしたスズキ・アルトは、同40.6%増の4803台を売り上げて第7位にランクイン。

また、6月に発売した軽EVの日産サクラは3523台、三菱eKクロスEVは597台の販売を記録する。

さらに、ホンダS660の生産終了によって軽自動車唯一の2シータースポーツとなったダイハツ・コペンは同13.7%増(283台)、兄弟車のトヨタ・コペンは同73.6%増(151台)を達成。

一方で商用車のカテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同49.1%増(6934台)。8月にデビューした新型軽バンのスペーシア・ベースが962台の販売台数を記録した。

なお、登録車と軽自動車を合わせた8月の車名別ランキングのトップ5は、トヨタ・ヤリスが2か月連続での首位に立ち、以降はホンダNボックス、日産ノート、トヨタ・カローラ、スズキ・スペーシアの順で続く。

1万台を超えたのはトップ2のみで、以降は8000台以下。生産調整に起因する需給ギャップは、相も変わらず続いている。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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