日産、リチウムイオン電池開発・製造会社を子会社化 ビークルエナジージャパン株式取得
公開 : 2022.09.08 12:45
日産は、リチウムイオン電池開発・製造会社「ビークルエナジージャパン」の株式を取得し、連結子会社化します。
電動化戦略を加速
日産は、車載用リチウムイオン電池事業を手がけるビークルエナジージャパン株式会社の株式取得についての最終契約書を締結した。
日産は、株式会社INCJが保有するビークルエナジージャパンの全普通株式を取得し、またビークルエナジージャパンが新たに発行する普通株式を引き受ける。その結果、ビークルエナジージャパンは日産の連結子会社となる。
なお、日産、および既存株主であるマクセル株式会社、日立Astemo株式会社は、ビークルエナジージャパンの株式を共同で保有する。
ビークルエナジージャパンは、セルからパックまでの一貫した生産体制、およびバッテリーマネジメントシステム技術を保有しており、今後成長の見込まれるハイブリッド車向けの車載用リチウムイオン電池、モジュール、バッテリーマネジメントシステムの開発、製造、および販売をする法人。
日産は、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」において電動化を戦略の中核とし、移動と社会の可能性を広げることで、モビリティの枠を超えた高い価値を創造することを目指している。
日産の重要な取引先であるビークルエナジージャパンは、「Nissan Ambition 2030」における電動化戦略においても重要な役割を担っており、本出資は、日産にとって安定的なバッテリーの調達先の確保だけでなく、性能・コスト双方で優位性を持つ次世代電池の開発の実現に貢献する。
なお、行政許認可などの諸手続きを経た後に株式を取得するという。