ベントレーSUV、英国の路上でテストを開始
公開 : 2014.08.05 22:40 更新 : 2017.06.01 02:12
2016年に発売が予定されているベントレーSUVが英国の一般路上でのテストを開始した。デザイン責任者であるリュック・ドンカーヴォルケによれば、そのデザインは原型のコンセプト・モデル、EXP9Fとは異なるスタイルで会社のゴーサインが出た以前AUTOCARに話した。しかし、基本デザインは、EXP9Fを受け継いでいるようだ。
このロード・モデルの大きな特徴は、そのメッシュのフロント・グリルだろう。また、フロント・バンパー下の大きな2つのエア・ベントも目立つもの。これは、6.0ℓツインターボのW12エンジンの冷却のためには必須のものとなる。
一方、インテリアでは、アウディTTに見られるようなデジタル・ダッシュボードを持ち、中央には大きなインフォテーメント・システムが備わる。
ベントレーにとっての課題は、320km/hという最高速をクリアするための技術である。特に、エアロダイナミクス、パフォーマンス、エンジン・クーリング、そしてタイヤの寿命などをクリアしなければならない。また、速度が上がるにつれ、車高を落とすためのエア・サスペンションの制御も重要だ。
ベントレーのSUVのライバルは、2017年後半に登場すると目されているロールス・ロイスのSUVである。ちなみに、このベントレーSUVは、おそらく£200,000(3,400万円)以上のプライス・タグが予想され、そのターゲットは中国市場や成功した若い企業家となると思われる。