プジョーの人気ハッチバックにEV 新型e-308 欧州発表 航続400kmのNMCバッテリー搭載

公開 : 2022.09.14 06:05

プジョー308にBEVモデル「e-308」が登場しました。最大100kWでの充電に対応し、三元系のNMCバッテリーにより400kmの航続距離を実現。ステーションワゴンのSWも導入されます。

308のBEV仕様 2023年欧州発売予定

新型プジョーe-308が欧州で発表された。2種類のボディスタイルと400km以上の航続距離を備えている。

新型e-308は、ステランティスのEMP2プラットフォームを採用し、新しい電動パワートレインを搭載している。ハッチバックとステーションワゴン(SW)が用意され、プジョーによると後者は欧州メーカーとして初のEVワゴンになるという。

プジョーe-308
プジョーe-308    プジョー

フロントマウントのモーターは、最高出力158psと最大トルク26.5kg-mを発生。性能の詳細はまだ明らかにされていないが、0-100km/h加速のタイムは約8.0秒と予想されている。

51kWhのバッテリーは、ニッケル80%、マンガン10%、コバルト10%の新しい組成で効率を向上させている。最大100kWでの充電が可能で、20~80%の充電に要する時間は25分未満。

抵抗を抑えたタイヤ、空力を考慮したホイールデザインなども相まって、100kmあたり12.7kWhで走行することができる。プジョーは「Cセグメントの完全EVにおけるベンチマーク」としている。

欧州向けのe-308は、来年に発売される予定。プジョー308はすでにガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドをラインナップしており、EVの導入によりパワートレインの選択肢がさらに広がることになる。

エクステリアのデザインやインテリアレイアウトの大部分は308と共有している。価格は未定だが、3万5000ポンド(約580万円)前後からとなる見込み。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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