エリザベス女王追悼特集 クルマに彩られた人生 23枚の写真で振り返る

公開 : 2022.09.18 06:05

ジャガーランドローバーのエンジン工場

2014年にジャガー・ランドローバーがウェスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトンに設立した新エンジン工場を、女王が見学に訪れた。写真では、当時のCEOであったラルフ・スペスが、同社の新しいインジニウム・エンジンについて説明している姿が見られる。

ジャガー・ランドローバーのエンジン工場で。
ジャガー・ランドローバーのエンジン工場で。

レンジローバーL405

2014年、新型のL405レンジローバー(Mk4)を見学する女王とスペスCEO。その笑顔から、新型車の発表を楽しんでいたことがわかる。ジャガー・ランドローバーはこの年、輸出の実績が評価され、国際貿易における企業賞(Queen’s Award for Enterprise in International Trade)を受賞した。

レンジローバーL405
レンジローバーL405

BAC

英国企業BACは2016年、リバプールのエキシビション・センターで女王をもてなした。リバプールに拠点を置くBACは、車重わずか580kgの1人乗りスポーツカー、モノを生産している。彼女はBACの代表に、これほどまでに異彩を放つ、しかも英国で設計・製造されたクルマを見た喜びを伝えたようだ。BACはモノの縮尺模型を彼女に贈り、現在ロイヤル・コレクションに収蔵されている。

BACモノを見学するエリザベス女王
BACモノを見学するエリザベス女王

レンジローバーLWBランドーレット

現代のレンジローバーは、2016年のこの時のように、女王とエディンバラ公のセレモニー用車両として広く使用された。クルマの先端部分、よく目立つところには英国王室旗が掲げられている。

エリザベス女王が惜しまれる理由の1つに、クルマ好きだったことが挙げられる。わたし達は彼女の人生を祝福するとともに、彼女の家族へ思いを馳せている。

レンジローバーLWBランドーレット
レンジローバーLWBランドーレット

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事