新型マセラティ・グラントゥーリズモ V6エンジン搭載決定 プロトタイプ公開

公開 : 2022.09.15 18:25

マセラティのフラッグシップモデル、グラントゥーリズモの次期型はツインターボV6エンジンを搭載するとのこと。新しいプロトタイプの画像が公開されています。

最高出力630ps ツインターボV6搭載

マセラティは、新型グラントゥーリズモのプロトタイプを公開した。パワートレインについても一部明らかにされている。

2019年に生産を終了した先代モデルのグラントゥーリズモは、V8エンジンを搭載していた。新型では、スーパーカーのMC20や新型SUVグレカーレに初めて投入された、ツインターボV6エンジン「ネットゥーノ」を採用している。高性能のトロフェオ仕様では、最高出力630psを発揮する。

新型マセラティ・グラントゥーリズモのプロトタイプ
新型マセラティ・グラントゥーリズモのプロトタイプ    マセラティ

グラントゥーリズモはハイブリッドの採用も決まっているが、こちらの詳細についてはまだ明らかにされていない。2.0L 4気筒のマイルドハイブリッドではなく、V6ハイブリッドを採用する可能性がある。

また、EV仕様のグラントゥーリズモ・フォルゴーレも導入される予定だ。先日もそのプロトタイプがカモフラージュなしの姿で目撃されている。

マセラティはすでに、グレカーレのEV仕様に105kWhバッテリーを搭載し、最大トルク81.5kg-mを発揮することを明らかにしている。0-100km/h加速は約4.5秒、航続距離560km以上になると予想され、グラントゥーリズモではこれを上回る性能を実現するはずだ。

マセラティは、EVのパワートレインが「従来の内燃機関を搭載したすべてのマセラティ車の特徴である、独特のサウンド」を持つよう開発に取り組んでいるという。しかし、V6やV8エンジンの音を人工的に再現する可能性は低いと思われる。

EVのグラントゥーリズモとグレカーレは2023年に発売される予定。

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