メルセデスAMG GT/CLSなど リコール届出 トランスミッション配線不具合 バッテリー上がりのおそれ
公開 : 2022.09.16 16:05
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMG CLSなど7機種のリコールを届け出ました。
コネクタ配線の不具合
メルセデス・ベンツ日本は、2022年9月14日付で、メルセデスAMG GT(4ドアクーペ)43 4マティック・プラスなど7機種(2018年7月24日~2022年8月8日)計6590台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、トランスミッションの電気配線において配索設計が不適切なためコネクタ配線のシール部に強い力がかかり、シール部を変形させているものがある。
そのため、シール性能が保てずコネクタに雨水などが浸入することで短絡が発生し、駐車中にバッテリ上がりが発生することがあるという。
最悪の場合、短絡により発熱することで周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがある。
改善策として、全車両、配索を変更するブラケットを装着し配索しなおす。また、配線の点検をおこないシール部の変形や水分の浸入があるものは、関連部品を新品に交換する。
ドイツ本社、および市場からの情報提供によりリコール届出となった。
同様の不具合は8件確認されている。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。