BACモノ フォード製ターボエンジン搭載の次世代モデル、2023年発売へ
公開 : 2022.09.16 17:45
英国のBACは、排出ガス規制に対応した次世代モデルとして、新型「モノF」を来年にも発売する予定であると明らかにしました。フォード製の2.3Lエコブーストエンジンを搭載し、販売可能エリアを拡大します。
シングルシーターの次世代モデル ターボエンジン搭載へ
英国の自動車メーカー、BAC(ブリッグス・オートモーティブ・カンパニー)は、シングルシータースポーツカー「モノ」の次世代モデルを2023年に発売する予定だ。
この次世代モデルは、モノF(Fはフォース・インダクションの略)と呼ばれ、新しい市場を開拓しつつ、排出ガス規制に対応したモデルとなる。
現行のモノに搭載されているモンチューン製2.5Lエンジンから、新たにフォード製2.3Lエコブーストエンジンに切り替わり、排出ガス規制をクリアして北米など多くの地域の市場で販売できるようになる。
すでにBACのウェブサイト(bac-mono.com)で公開されている技術仕様書では、このターボエンジンの最高出力は337ps(現行から31psアップ)、最大トルクは41kg-m(約30%アップ)であることが確認できる。
新型モノFでは、現行と同じ6速ヒューランド製シーケンシャルトランスミッションや、限定生産のモノRと同等のサスペンション(オーリンズ製2ウェイ・アジャスタブルダンパー、ピレリ・トロフェオRタイヤ)が採用されると予想されている。また、ボディはモノRと同じグラフェン強化ボディにより軽量化を図る見通し。
さらに、ニオブ合金製の新しい軽量シャシーフレームが採用される予定だ。剛性や重量についてはまだ明らかでないが、乾燥重量は570kg程度と予想される。
モノFの価格は未公表だが、情報筋によると、15万ポンド(約2400万円)から17万5000ポンド(約2800万円)になる可能性が高いという。