マツダCX-60 リコール届出 エンジン始動しないおそれ 879台が対象
公開 : 2022.09.24 06:45
マツダは、CX-60(2022年7月5日~2022年9月6日製造)計879台のリコールを国土交通省に届け出ました。
エンジン始動しないおそれ
マツダは、2022年9月22日付でCX-60(2022年7月5日~2022年9月6日製造)計879台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、フロントスタビライザーにおいて、コントロールリンクを固定するナットの締め付けトルクの設定が不適切なため、段差の乗り越えなどでフロントスタビライザーにねじれが加わった際の入力により締め付けナットが緩み、がたつきや異音が発生することがある。
そのため、保安基準第14条の緩衝装置に求められる要件を満たさないおそれがあるという。
また、電力変換装置(インバーター)において、インバータ起動制御プログラムが不適切なためエンジンを始動する際にインバータを起動できず、エンジンが始動しないことがある。もしくはハイブリッドシステムの異常を知らせるメッセージがメータ内ディスプレイに表示されるおそれがあるという。
改善策として、コントロールリンクを固定するナットを変更した規定トルクで締め付け、また、インバーターの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
フロントスタビライザーに起因する不具合は24件、インバーターに起因する不具合は8件確認されている。
いずれも市場からの情報提供によりリコール届出となった。