2022年版 現世最強? すべての願望を叶えるスーパーSUV ベスト10 技術とプライドをかけた1台

公開 : 2022.09.27 06:05

性能、高級感、乗り心地の良さを兼ね備えた10台の「スーパーSUV」を、英国編集部の独断と偏見で紹介します。メーカーが技術とプライドをかけて作り上げた、オーナーのあらゆる欲望を叶えてくれるクルマです。

あらゆる願望を叶えてくれる1台

高級セダンのようなインテリア、スポーツカーに匹敵するパフォーマンス、そして見晴らしのいいシートポジションなど、現代の高性能SUVはすべてを備えているように見える。

10年前にはほとんど存在しなかった、なんとも贅沢なSUVたち……。世界中の自動車メーカーが、最新の技術とセンス、伝統、プライド(そして予算)をかけて作った「結晶」ともいえるクルマである。

性能、高級感、乗り心地の良さを兼ね備えた10台の「スーパーSUV」を紹介。
性能、高級感、乗り心地の良さを兼ね備えた10台の「スーパーSUV」を紹介。

今回は、オーナーのあらゆる願望を叶えてくれそうなSUVを10台紹介したい。なお、毎度のことながら英国編集部のチョイスゆえ、若干の「英国贔屓」が含まれることをご承知いただきたい。

1. アストン マーティンDBX 707

アストン マーティンDBXは、同社にとって大変重要な新型車である。アストンの運命は(ビジネス的にも、クルマ的にも)、この1台にかかっていると言っても過言ではない。

中でも、最上級モデルとして誕生したDBX 707は、今のところAUTOCARの英国編集部に好印象しか与えていない。車名の通り707馬力(仏馬力では707ps、英馬力では697bhp)という強大なパワーを備えており、高性能SUVと呼ぶにふさわしい。

1. アストン マーティンDBX 707
1. アストン マーティンDBX 707

重量2.3トン、全高1.68mと大柄でありながら、その走りはまさにアストンそのもの。メルセデスAMG製4.0L V8エンジンは、雷のように鮮烈なパフォーマンスとサウンドを奏でる。長距離ツアラーとしての性能はかなり優れており、ラフロードも走れるところはSUVらしい。

しかし、真価が発揮されるのはやはりアスファルトの上で、これほど背が高く重量のあるクルマとは思えないほど落ち着いて正確、かつ流麗なハンドリングを見せる。ドライバーとの距離感が絶妙で、わずかな要求の変化にも応えてくれるため、いつの間にかホットハッチのように思い切りよく走らせてしまう。あえて言うなら、このクルマはアストン マーティンが作る最高の1台になるかもしれない。

2. ベントレーベンテイガ

ベンテイガは、超高級リムジンと比較するに値する、真の「ラグジュアリーSUV」である。ベントレーのラインナップに、これほど多機能で使いやすいモデルはあっただろうか。しかしながら、乗り心地の良さでいえば従来のラグジュアリーセダンには及ばない。

まだ魅力に欠ける部分もあるかもしれないが、最近のフェイスリフトでは、エクステリアデザインをコンチネンタルGTやフライングスパーとうまく調和させることに成功している。また、インフォテインメント・システムも、初期に搭載された古臭いものに代わって、最新世代が搭載されている。

2. ベントレー・ベンテイガ
2. ベントレー・ベンテイガ

ベンテイガは、圧倒的なスピードや俊敏性こそ持ち合わせていないものの、唯一無二のデザインと唯我独尊の世界観が、その存在感を際立たせている。世界で最も完成された、魅力的なラグジュアリーカーの1つであると言えるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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