日本一長く走るEV! メルセデス・ベンツEQS発売 価格/サイズ/内装は? EQEも導入

公開 : 2022.09.29 14:10  更新 : 2022.10.02 14:46

装備/ハイパースクリーンとは

EQSEQEとも安全&快適装備は、メルセデス・ベンツの最新のものを搭載。ここでは、前述のMBUXハイパースクリーンについて紹介しておこう。

これは、コクピットディスプレイ(画面対角サイズ:12.3インチ)、有機ELメディアディスプレイ(17.7インチ)、有機ELフロントディスプレイ[助手席](12.3インチ)の3つを、1枚のガラスで覆うもの。

EQSのハイパースクリーン
EQSのハイパースクリーン    メルセデス・ベンツ日本

幅141cmにわたって広がる大きなスクリーンだ。

クライメート・コントロールの操作パネルはメディアディスプレイの下部にあり、常時表示されるので、運転席・助手席から温度や風力設定を直接行える。

そのディスプレイと助手席用の画面には、きわめて高精細な有機ELディスプレイが採用された。

個々の画素が自発光することから、使われていない画素はOFFとなり、下地がブラックとなって視認性が向上。また、この2つのディスプレイには触覚フィードバック機能も採用した。

助手席には、専用の画面・操作部分として12.3インチ有機ELディスプレイが設けら、走行中にもエンターテインメントを楽しめる。

また、曲面カバーガラスはキズが付きにくいケイ酸アルミニウムガラスを採用。さらに、側面衝突保護の観点から、カバーガラスはドアまで達しないデザインとされ、激しい側面衝突に対応するため、左右端のエアアウトレットの奥に、あらかじめ破断点が設けられている。

価格/保証について

日本導入が始まったメルセデス・ベンツEQSとEQE。消費税込みの車両価格は、下記のとおりだ。

メルセデス・ベンツEQS 450+:1578万円
メルセデスAMG EQS 53 4マティック+:2372万円

日本発表会に展示されたメルセデス・ベンツEQS 450+(日本仕様)
日本発表会に展示されたメルセデス・ベンツEQS 450+(日本仕様)    AUTOCAR

メルセデス・ベンツEQE 350+:1248万円
メルセデスAMG EQE 53 4マティック+:1922万円

ハンドル位置は、EQE 350+は右のみだが、それ以外は左右とも選べる。

また、デリバリー開始は、「EQS 53 4マティック+」が10月ごろを予定。EQEは11月ごろと発表された。

なお、初めてEVを検討するユーザーに向けた安心のプログラム「メルセデス・ミー・チャージ」が存在する。これは、ユーザーの不安を一掃する下記の保証・サポートで構成されている。

1. 新車購入から5年間または10万kmのいずれか早い方まで、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラム「EQケア」適用。高電圧バッテリーは10年または25万km以内で、サービス工場の診断機により高電圧バッテリー残容量が70%に満たないと診断された場合の保証を付帯。

2. 納車時に車載される専用の充電カード(別途申込みが必要)を使用し、全国にある約2万基(2022年9月調べ)の提携充電器を利用可能。申込みから1年間は月額基本料金および充電料金が無料。

記事に関わった人々

  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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