新型日産フェアレディZ AT車に不具合 国交省へ改善対策届出 165台対象

公開 : 2022.09.29 17:35

日産は、2022年9月29日付で、新型フェアレディZ 165台に関する改善対策を国土交通省へ届け出ました。

パーキングロックの不具合

日産は、2022年9月29日付で、フェアレディZ(2022年6月30日~2022年8月26日製造)165台に関する改善対策を国土交通省へ届け出た。

改善対策の届出は、道路運送車両の保安基準への不適合、およびそのおそれのある場合になされる「リコール」とは異なるものの、車両の設計や製造を原因とする不具合により、安全の確保などが困難な場合になされる。

新型日産フェアレディZの一部機種が対象
新型日産フェアレディZの一部機種が対象    日産

国土交通省によると、9速オートマティックトランスミッション(AT)車において、パーキングロック機構(Pレンジにした際に車輪を機械的に固定するもの)が不適切なため、特定の条件もしくは操作をした場合に一時的にパーキングロックが外れ、最悪の場合、駐車ブレーキを掛けていないと車両が動くおそれがあるという。

改善対策として、全車両、トランスミッションコントロールモジュールの制御プログラムを対策品に書き換える。

なお、対策プログラムの準備ができるまでの間、停車時に駐車ブレーキ使用の注意喚起を実施し、対策プログラムの準備ができ次第、あらためて案内される。

日産社内からの情報提供により届出となった。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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