改良新型ダイハツ・タント発売 タフな「ファンクロス」新設定 人気の「カスタム」/内外装/価格を解説

公開 : 2022.10.03 10:30

内装 「ファンクロス」はアウトドア志向

ファンクロスでは、インテリアの基本デザインはノーマルのタントと変わらないが、エアコンの吹き出し口やドアトリムなどにオレンジの刺し色が入れられており、なかなか良いアクセントになっている。

シートはタフトに採用されているようなカモフラージュ柄で、タフさを表現している。

タント・ファンクロスのインテリア。オレンジの刺し色が良いアクセント。
タント・ファンクロスのインテリア。オレンジの刺し色が良いアクセント。    ダイハツ

ミラクルオープンドアなどタントの利便性を継承しながら、アウトドアでのさまざまなシーンで活躍できるよう専用の装備を採用している。

たとえば、シートの表皮は撥水加工のフルファブリックを採用し、リアシートバックには防水加工を施して、キャンプや釣りなどで汚れた荷物や濡れた道具を置いても手入れをしやすくしている。

ラゲッジルームには夜間の荷物積みおろしに役立つランプをデッキサイド右側と天井に標準装備。

また利便性の高いUSBソケットをリアシートの右側に1口標準装備して、ラゲッジルーム側からも使いやすくしている。

タント・カスタムでは、ブラック基調の室内に深みのあるブルーをアクセントカラーとして配色し、レザーの面積を増やしたシート表皮やメッキの加飾により、シャープで緻密な印象をインテリアで演出している。

パワートレイン 燃費はライバルより優位

シャシーやパワートレインに関しては、基本的に大きく変わってはいないが、4代目となる現行型タントから展開されているDNGAの高い基本性能と安全性能をを継承している。

パワートレインのラインナップは従来どおり。

パワートレインは従来型を継承。
パワートレインは従来型を継承。    ダイハツ

0.66L(正確には658cc)の直3 DOHCの自然吸気エンジンとターボ付きエンジンを設定し、最高出力と最大トルクは前者が52psと6.1kg-m、後者が64psと10.2kg-mを発生する。

組み合わされるトランスミッションはCVTのみで、駆動方式は2WD(FF)と4WDが全グレードで用意されている。

また、エンジン制御の最適化により燃費性能を向上させた。

FFの自然吸気エンジン搭載車は、WLTCモード燃費で22.7km/Lを実現している。

同クラスのライバルでは、スペーシアが22.2km/L、N-BOXが21.2km/L、eKスペースとルークスが20.8km/Lだから、その燃費の良さが分かるだろう。

安全性能においては、ダイハツの予防安全・運転支援機能である「スマートアシスト」を全グレードに標準装備。

「もしも」の事故を防ぎ、「いつも」の運転を安心サポートする。

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