ルノー4 高級志向の電動クロスオーバーとして復活 10月パリで発表

公開 : 2022.10.05 18:25

1960年代の名車ルノー4が、電動クロスオーバーとして現代に復活します。10月17日に開幕のパリ・モーターショーでは、そのコンセプトモデルが公開される予定です。

ルノーの名車 EVとして復活へ

名車ルノー4が、2025年にレトロな雰囲気の電動クロスオーバーとして復活する。10月17日開幕のパリ・モーターショーで、そのコンセプトモデルが公開される予定だ。

パリで披露されるのは、今年25周年を迎えるダカール・ラリーで活躍した「4Lトロフィー」にインスパイアされたオフロード車である。

パリ・モーターショーで公開予定のルノー4の予告画像
パリ・モーターショーで公開予定のルノー4の予告画像    ルノー

公式のプレビュー画像では、近代的なLEDライトを装備しているとはいえ、初代4にも似たレトロなフロントデザインが確認できる。ルーフボックスや高い地上高は、4Lトロフィーを意識したものだが、市販車には採用されないと思われる。

次期ルノー4は、2024年発売のルノー5の上に位置するEVで、名前とスタイリングだけが1960年代の名車になぞらえられることになる。そのため、初代のような安価なハッチバックとして販売されるのではなく、プレミアム志向のクロスオーバーとなる可能性が高い。

5と同様、ルノー・日産の小型車用プラットフォーム「CMF-BEV」を採用し、現在開発中の新しいバッテリーとモーター技術が採用される予定。

ルノーは2030年までに欧州販売台数の最大90%をEVにする計画で、2025年までに4台の新型EVを発売する予定。パリ・モーターショーでは、この4台に加え、新型メガーヌEテック・エレクトリックと新型オーストラルも出展される。

また、ルノー傘下のアルピーヌは、将来のEVを予見させる新しいスポーツカー・コンセプトを公開する予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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