来たぜ! ホンダ・フィットRS復活、その狙いは? 価格/専用サスペンションについて
公開 : 2022.10.06 11:33 更新 : 2022.10.06 12:03
ホンダが「フィットRS」を10/7に発売。専用サスペンションを採用します。ハイブリッド車(e:HEV)と内燃ガソリン車が登場します。
4代目フィットがマイナーチェンジ
ホンダが、コンパクトカーの「フィット」を改良し、10月7日に発売することを明らかにした。
2020年に登場した4代目モデルのマイナーチェンジということになる。
現行世代のフィット各モデルに変更が加えられるのだが、注目はなんと言っても「RS」の復活。
「ベーシック」 シンプルな基本のタイプ
「ホーム」 生活になじむデザインの快適な1台
「リュクス」 洗練・上質のスタイリッシュ仕様
「クロスター」 週末のアクティブライフに
「RS」 デザイン/走りの質にこだわるタイプ
ここでは、フィットRSについて見ていこう。
「RS」は、専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシル・ガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールが採用される。
当然、フィットのスポーティ・グレードという位置づけだが、その特徴は見た目の変化だけではない。
RS シャシーとハイブリッドの注目点
新しいフィットRSは、やはりシャシーにも手が加わっている。
荒れた路面で車体の揺れを抑えるために、性能を突き詰めたRS専用のサスペンションを装備したというのだ。
ホンダはその狙いを、「ドライバーの操作とクルマの挙動がさまざまなシーンで気持ちよくつながる“操る楽しさ”と、質感の高い“爽快な乗り味”の両立」と紹介している。
ヤリス、ノート、アクアなど、ライバルが乱立するコンパクトカー市場にあって、モータースポーツのイメージが強いホンダ・ブランドを前面に押し出すグレードが復活した格好だ。
元々パッケージングなどの強みを持つフィットだけに、RSの登場によって再びユーザーの視線を集めたいところである。
なお「RS」には、ハイブリッド(e:HEV)仕様、内燃ガソリン仕様の2種類がラインナップされる。
「e:HEV RS」は、アクセルオフ時の減速力を4段階で選択できるセレクター、3つのドライブモード・スイッチ(ノーマル/スポーツ/ECON)が専用装備され、走りに覚えのあるドライバーのこだわりに応える。
今回の改良にあわせて、e:HEV全車でモーター最高出力が123psに高まった(14psアップ)ので期待したい。
そして、ガソリン仕様の「RS」は、11月10日 木曜に公開されるということが判明している。
フィットRSの価格は、現時点ではe:HEV仕様のみ発表。234万6300円だ。駆動方式は前輪駆動のみとなる。