メルセデス・ベンツ AクラスとBクラスに改良新型 表情一新

公開 : 2022.10.06 18:45

メルセデス・ベンツは、AクラスとBクラスにマイナーチェンジを施した2023年モデルを発表した。装備やカラーが追加されたほか、エクステリアも変更されマイルドな表情となりました。

マイルドな表情へ

メルセデス・ベンツは、2023年モデルとしてAクラスBクラスの改良新型を発表した。欧州市場では今年末に導入が予定されている。

ヘッドライトやリアディフューザーのデザイン変更、スポーティなAMGライン・スタイリングパッケージとの組み合わせなど、エクステリアを刷新。ボディカラーの選択肢も増え、通常仕上げとメタリック仕上げが新たにラインナップされた。

メルセデス・ベンツAクラス
メルセデス・ベンツAクラス    メルセデス・ベンツ

インテリアでは、バックカメラが標準装備されるほか、カラーとトリムの変更、ナッパレザーのステアリングホイールの変更、充電容量の大きいUSB-Cポートの追加、MBUXオペレーティングシステムのアップデートが行われる。

また、ドライバーを識別する指紋センサーを搭載する予定だ。

マイルドハイブリッドやPHEVも設定

改良の一環として、電動化された4気筒ガソリンエンジンも採用される。

A 180とB 180には、最高出力136psのターボチャージャー付き1.3L 4気筒と、ベルト駆動のスターター・モーター(14ps)が搭載されている。WLTPテストサイクルでの燃費は18.7~20.7km/l、CO2排出量は133~145g/kmとされている。

メルセデス・ベンツBクラス
メルセデス・ベンツBクラス    メルセデス・ベンツ

A 200とB 200は、上記と同じパワーユニットで163psと14psを発揮し、燃費やCO2排出量も同等とされる。

四輪駆動のA 200 4マチックとA 250 4マチックは、ターボチャージャー付き2.0L 4気筒エンジン(190psまたは224psを発生)にスターター・モーターを組み合わせる。

PHEVのA 250eとB 250eには、1.3L 4気筒ターボエンジンを搭載。これに108psとなった電気モーターを組み合わせ、システム出力は218psとなる。15.6kWhのバッテリーにより、WLTPテストサイクルでの電気のみの走行距離は70~80kmとされている。

また、ターボチャージャー付き2.0L 4気筒ディーゼルエンジン搭載モデルとして、A 180dとB 180d(最高出力118ps)、A 200dとB 180d(152ps)、A 220dとB 220d(193ps)が用意されている。

高性能モデルでは、A 35 4マチック、A 45 4マチックに搭載されるAMGの2.0L 4気筒ターボエンジンが、それぞれ304psと421psを発生する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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