ランボルギーニ・オーナーによる「eスポーツ大会」 ウラカン・テクニカ同士の戦い、勝ち抜く戦略は?

公開 : 2022.10.09 14:15

ランボルギーニは「eスポーツ大会」にも熱心です。Withコロナ時代の新たなスーパーカーの楽しみ方になるでしょう。ランボ・オーナーによる最終決戦は、想像以上にハイレベルでした。

ウラカン・テクニカが決戦のマシンに

ランボルギーニ・ウラカン・テクニカの発売を記念した「Lamborghini Japan e-campione tour 2022」の決勝大会が開催された。六本木にあるランボルギーニ・ラウンジ東京が決戦の会場である。

この日のために仕様変更されたラウンジ東京は、1階が参加者および同伴者用のラウンジ、2階がレース会場、3階が表彰会場となり、各ドライバーは自身のレース時に2階へ行き、その他の参加者は1階に設置された大型マルチビジョンで白熱したバトルを見守った。

「Lamborghini e-campione 2022 Finale」は各地区のディーラーで開催された予選を勝ち抜いてきた強者オーナーさんによる大会。決戦の舞台は、ランボルギーニ・ラウンジ東京だ。
「Lamborghini e-campione 2022 Finale」は各地区のディーラーで開催された予選を勝ち抜いてきた強者オーナーさんによる大会。決戦の舞台は、ランボルギーニ・ラウンジ東京だ。    ランボルギーニ ジャパン

2022年4月に公開されたウラカン・テクニカは、後輪駆動とリアホイール・ステアリングがもたらすドライビング・プレジャーを堪能できるモデルだ。エアロダイナミクスおよびエンジニアリングが次世代に進化したRWDハイパフォーマンスV10ランボの集大成として、操る愉しさが追求されている。

そのスペックは、V型10気筒自然吸気エンジンの排気量が5204cc、最高出力が470kW(640ps)/8000rpm、最大トルクが57.6kg-m/6500rpmというもの。トランスミッションは、7速デュアルクラッチ・ギアボックスLDF(ランボルギーニ・ドッピア・フリツィオーネ)で、最高速度は325km/hだ。

本大会は、ドライビング・シミュレーターの「アセットコルサ」を使ったeスポーツ大会で、すべての参加者がウラカン・テクニカをドライブ。

事前に各ランボルギーニ・ディーラーにて、オーナー限定の予選タイムアタックが実施された。その予選を勝ち抜いた仙台、芝、麻布、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡の代表によるレース形式での決勝大会が六本木で実施されたのだ。

オーナーさんは、実車でも鍛えていた

セミフィナーレは3ヒートに分けられ、サーキットは富士スピードウェイを使用。

5分の練習走行の後にスターティング・グリッドを決める予選を行い、3周のレースで勝敗を決した。

階下でセミフィナーレの行方を見守るランボルギーニ・オーナーの皆さん。決戦のマシンは、ウラカン・テクニカだ。
階下でセミフィナーレの行方を見守るランボルギーニ・オーナーの皆さん。決戦のマシンは、ウラカン・テクニカだ。    ランボルギーニ ジャパン

3名1組で走行する予定だったが、仙台・福岡の代表が欠場したため、ヒート1のみ3名(芝、大阪、麻布)がコースイン。ヒート2(神戸、横浜)とヒート3(福岡、名古屋)は2名が出走した。

プロドライバーの眞田拓海選手もゲストとして全レースに参戦し、サーキット解説もするなど「Lamborghini e-campione 2022 Finale」を盛り上げた。

各ヒートの1位がグランドフィナーレに進出し、ヒート1を制した麻布/Parkさん(ベストラップ 01:50.0560)、ヒート2を制した横浜/Yajimaさん(ベストラップ 01:48.8880)、ヒート3を制した名古屋/Ichiroさん(ベストラップ 01:48.2160)による決勝レースが実施された。

グランドフィナーレは鈴鹿サーキットを使用。セミフィナーレと同じように3周のレースで優勝者を決める流れだ。

そして、実車のウラカン・ペルフォルマンテで“リアルの世界”でも富士スピードウェイと鈴鹿サーキットを走っているというIchiroさん(ベストラップ 02:16.5450)が決勝を制した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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