1963年式トヨタ・パブリカで、思う存分サーキットを! TBCC参戦者に訊く、走れる旧車選び

公開 : 2022.10.11 20:45

思い思いに参戦を 次回は12月11日開催

去る9月11日に10シーズン目の第2戦となる通算38回目が開催されたTBCCは、往年の輸入車と懐かしい国産旧車が参加しているレース形式走行会。

袖ケ浦フォレストレースウェイを本気で走るサーキットイベントながら、ドライバーの腕とクルマの性能によるラップタイムで的確なクラス分けが行われており、そこに魅力を感じ、毎回数多くのエントラントが参戦している。

入門者向けのクラブマンズ・カップから、最上位のハイパークリスタル・カップまでクラス分けされ、スポーツ走行クラス、戦前車のカテゴリーも用意されているTBCC。自分のスタイルにあったプログラムにエントリーできるのが魅力だ
入門者向けのクラブマンズ・カップから、最上位のハイパークリスタル・カップまでクラス分けされ、スポーツ走行クラス、戦前車のカテゴリーも用意されているTBCC。自分のスタイルにあったプログラムにエントリーできるのが魅力だ    高桑秀典

そして、安全にバトルを楽しめるように配慮されており、思い思いのスタンスとスピードでレースを堪能できるのであった。

Kさんのように、70代のベテランドライバーもたくさん参戦している。

戦前車を対象としたヴィンテージ・スポーツクラス(1931年式ブガッティT51、1930年式アルファ・ロメオ・ティーポ6C、1935年式MG Lタイプ マグナ、1935年式ラゴンダ・レイピア、1928年式MG Cタイプ モンレリーミジェット、1935年式MG NAマグネットが出走)や、プレTBCC的なスポーツ走行クラスも人気だ。

第38回のレースリザルトは下記のとおり。

入門者向けのクラブマンズ・カップは1964年式ポルシェ356Cの荒木選手が1位、その上位クラスとなるクリスタル・カップは1965年式アルファ・ロメオ・ジュリアスパイダーの堤選手が1位、さらにその上位クラスとなるスーパークリスタル・カップは1965年式ロータスエランSr-2の薄葉選手が1位、最上位クラスのハイパークリスタル・カップ・クラスは1971年式ロータス・スーパーセブンの八田選手が1位だった。

次戦は12月11日に開催される第39回だ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

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