アルピーヌからこんなクルマが? 奇抜なハイパーカー・コンセプト、まもなく公開へ

公開 : 2022.10.12 06:05

アルピーヌは、新しいハイパーカー・コンセプトとして「アルペングロー」を10月13日に公開する予定です。水素を動力源とする可能性もある、ブランドの未来を示すコンセプトモデルです。

水素燃料電池搭載か? 新コンセプトまもなく公開

フランスの自動車メーカーであるアルピーヌは、新たなコンセプトモデルとして「アルペングロー(Alpenglow)」というハイパーカーを10月13日に公開すると発表した。内燃機関から脱却し、電動化を目指すアルピーヌの未来を示すとされる。

アルペングローは、個性的なフロントのライトバー、ワイドディフューザー、そしてレーシングカーのようなコックピットを備えている。また、自動運転機能と強力な電動パワートレインを指し示す「未来のテクノロジー」を完備した「リバイバル・ビジョン」と表現されている。

アルピーヌ・アルペングロー・コンセプトの予告画像
アルピーヌ・アルペングロー・コンセプトの予告画像    アルピーヌ

アルピーヌは、10月17日にフランスで開幕するパリ・モーターショー2022でも実車を披露する予定。今回公開された予告画像では、今年初めに公開された「A4810コンセプト」と非常によく似たデザインが確認できる。

A4810コンセプトは、2030年以降のゼロ・エミッション・スポーツカーがどのような姿になるかを示すものだった。イタリア・トリノにあるデザイン学校IED(Istituto Europeo di Design)の交通デザイン専攻の学生によって作られたコンセプトだが、アルペングローがここからインスピレーションを得ているとすれば、注目すべきは水素を使ったドライブトレインだろう。

アルペングローの予告画像を見る限りでは、エアロダイナミクスデザインもA4810コンセプトと大きく変わっていないと思われ、サイズも近くなる可能性がある。A4810コンセプトのサイズは、全長5091mm、全高1055mm、全幅2010mmである。

アルピーヌは、2026年までにA110の後継となる電動スポーツカーを導入するなど、内燃機関からの脱却を計画している。A110の3代目となるこのモデルが登場する頃には、電動クロスオーバーと電動ホットハッチもラインナップに加わり、世界的な販売に向けて動き出していることだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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