フェラーリF430、カリフォルニア、ローマなど24車種 約7300台 大規模リコール届出 ブレーキ不具合

公開 : 2022.10.14 05:45

フェラーリ・ジャパンは、F430、カリフォルニア、ローマなど24車種、計7286台のリコールを国土交通省に届け出ました。

約7300台の大規模リコール

フェラーリ・ジャパンは、2022年10月13日付で、F430、カリフォルニア、ローマなど24車種(2004年4月30日~2022年7月21日製造)計7286台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、制動装置(ブレーキ)においてマスターシリンダーのブレーキブースター側に装着されている油圧シール部からブレーキフルードがブレーキブースター内に漏れ、ブレーキの一次回路のブレーキフルードがなくなった場合、制動力が二次回路のみで作動する状態となることがある。

フェラーリ・カリフォルニアTなどのモデルが対象
フェラーリ・カリフォルニアTなどのモデルが対象    シャッターストック

その状態でブレーキリザーバータンクのキャップを強く締めすぎていると、ブレーキリザーバータンクの換気が減少してタンク内に負圧が発生し、ブレーキの二次回路のブレーキフルードがブレーキリザーバータンクに戻る可能性があるという。

この事象により最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがある。

改善策として、全車両、ブレーキリザーバータンクのキャップを対策品に交換のうえ、メーターパネルに警告メッセージが表示される車両については、プログラムの書き換えをおこなう。

なお、フェラーリ・ジャパンによると対策品の準備には時間を要する見込みという。

市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は5件確認されている。

この不具合による事故の発生は確認されていない。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事