個性的な顔つき 長城汽車から新型SUV プラグインハイブリッドのWey 80

公開 : 2022.10.19 19:45

中国の長城汽車傘下の自動車ブランド、Weyから国内外向けの新型SUV「80」が登場します。政府系ウェブサイトに掲載された情報から、そのデザインとパワートレインが明らかになりました。

7人乗りの大型モデル 1.5L直4のPHEV搭載

中国の自動車ブランド、Wey(ウェイ)の新型SUVが、同国の工業情報化省のウェブサイトに掲載されていることが明らかになった。

このモデルはWey 80と呼ばれる7人乗りのSUVで、2023年前半に中国で発売された後、海外にも輸出される予定だ。

中国工業情報化省のウェブサイトに掲載されたWey 80
中国工業情報化省のウェブサイトに掲載されたWey 80

親会社の長城汽車のLEMONプラットフォームを採用し、全長5105mm、ホイールベース3050mmを誇るWey最大のモデルとなっている。派手なスタイルのヘッドライトと、大型のフロントバンパーアセンブリに統合されたフレームレスグリルを備える非常に個性的なフロントエンドが特徴的。

パワートレインには、ターボチャージャー付き1.5L 4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVシステムを採用。兄弟車のハヴァルH6では、同じシステムで最高出力330ps、最大トルク54kg-mを発生させる。

また、ハヴァルH6では34.0kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気のみでの航続距離を最大200kmと謳っている。

工業情報化省のウェブサイトに掲載されたメーカー公称数値は、中国のテストサイクルで全体の航続距離が1200km以上(満タン、満充電時)、燃費が133.3km/lとされている。

まだ正式には確認されていないが、フロントにセンサーが搭載されている様子から、Wey初のLiDAR搭載自動運転システム(レベル3)を搭載することが予想される。

長城汽車は、Weyやオーラなど複数のブランドを欧州市場に導入しており、引き続き販路を拡大していく構えを見せている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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