ダイハツ・ハイゼットカーゴ/アトレーワゴン、スバル・サンバーなど リコール届出 8.6万台対象
公開 : 2022.10.20 15:45
ダイハツは、ダイハツ・ハイゼットカーゴ、アトレーワゴンなど計8万6483台のリコールを国土交通省に届け出ました。
ステアリングギアの不具合
ダイハツは、2022年10月20日付で、ダイハツ・ハイゼットカーゴ、アトレーワゴンやOEM供給をおこなっているスバル・サンバーバンやトヨタ・ピクシスバン(2019年8月1日~2020年9月16日製造)計8万6483台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、ステアリングギアのブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けるとギア内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあるという。
改善策として、全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギアのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギアを新品と交換。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。
市場からの情報提供によりリコール届出となった。27件の不具合が確認されている。
なお、ダイハツは2021年6月24日付で同様のリコールを届け出ているが、改善が不十分であることが判明したため、対象車両を追加のうえ今回の届出となった。