ジャガーXK ダイナミックR vs F-タイプRクーペ

公開 : 2014.08.17 23:50  更新 : 2017.05.29 19:33

いよいよこの時がやって来てしまった。先週、1996年からXKがつくられ続けたバーミンガムにあるキャッスル・ブロムウィッチのラインが最後のXKを送り出したあとにひっそりと稼働を終えたのだ。

ジャガーの大型クーペが新たな産声を上げる予定は、今のところはないとのこと。F-タイプとのビジネス上の兼ね合いによるところが大きいようだ。

筆者を含め読者諸兄が、ジャガーの頂点に鎮座する、豪奢で恰幅の良いクーペが現代的な哲学や機械構造をもって、もう一度デビューを望んでいる点は、ジャガー内部の人たちも同じであると信じている。

1996年以来トータルで145,320台、2013年期の世界総売上はわずか3223台、そのうち1970台が今年の1月と2月で販売されたのだそうだ。

XKのことをあまり良くは思わない向きは、更に大きなSUVを作った方がビジネスとしても良いという意見が多いようだが、実現の可能性はなんとも言えない。

どちらにしてもXKの終焉は受け入れるほかない。さすがに18年が経った今、その古さは認めざるを得ないが、最後にジャガーは新しい息吹を吹き込もうと奮起した。

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