悪党も真っ青? 世界のカッコいいパトカー 86選 後編 珍車に名車、迷車まで
公開 : 2022.10.22 18:45
4:メルセデス・ベンツSLK(ブルガリア)
SLKは発売当時、スタイリッシュで絶大な人気を集めたが、なぜブルガリア警察がSLK 200を選んだのかはよくわからない。2人乗りだし、そんなにスピードも出ないし、装備の積載量も少ない。
どうやら1台しか運用されていないようなので、不運な悪党から押収され、健全な任務に就かされたとしか考えられない。
3:フォード・コルチナ・ロータス Mk2(英国)
フォードのホットセダン、コルチナ・ロータス Mk1の二番煎じ。先代のように想像力をかき立てるものではなかったが、ロータスの1.6Lツインカムエンジンを搭載した、とても愛らしい(そして速い)クルマであることは変わらない。
2:BMWイセッタ(ドイツ)
ドイツの警察官全員が、V8エンジンを搭載したBMWのセダンに乗れるほど幸運だったわけではない。ほとんどの警官は、排気量298ccの2気筒エンジンを搭載した小さなイセッタに乗らなければならなかった。ドイツ版のミニパトといったところか。もちろん速くはない。しかし、間違いなく注目に値する車両だ。
1:アルピーヌA110(フランス)
アルピーヌの新型A110も、かなりカッコいいが……。AUTOCARが選ぶ最も面白いパトカーは、やはり初代アルピーヌA110だ。このオールドスクールな写真にも惚れ惚れしてしまう。1966年、フランス国家憲兵隊は、国中に厳しい速度制限が制定された際、少数のA110を導入した。
1296ccの4気筒エンジンは、125psを発生する。0-97km/h加速は8.2秒、最高速度215km/hと、当時としては軽快な走りを見せた。だが、クーペの狭苦しいキャビンに悩まされたのか、1970年代初頭にはシトロエンSMが高速隊に加わることになる。
初代A110は、1961年から1977年にかけて8201台が製造された。アルピーヌ自体は1973年にルノーに買収されている。