クルマ好きを魅了するNA V12 アストン マーティンDBS 英国版中古車ガイド 誰もが認める美貌

公開 : 2022.11.02 08:25

知っておくべきこと

初期のDBSは2シーターで、リアにパーセルシェルフを装備した6速マニュアルのクーペだった。2+2レイアウトは高価なオプションで、選択された例は極めて少ない。6速MTは2011年まで生産されている。

タッチトロニックIIと呼ばれる6速オートマティックは、2008年に登場。その時点で2+2が標準仕様となっている。コンバーチブルのヴォランテは、2009年に発売された。

アストン マーティンDBS(2007〜2012年/英国仕様)
アストン マーティンDBS(2007〜2012年/英国仕様)

英国ではいくら払うべき?

6万5000ポンド(約1072万円)〜6万9999ポンド(約1154万円)

初期型のクーペとヴォランテを英国では探せる価格帯。走行距離は8万km前後。ATが多いようだ。

7万ポンド(約1155万円)〜7万9999ポンド(約1319万円)

初期型のATが中心だが、走行距離が短くなってくる。5万km以下の例も出てくる。

8万ポンド(約1320万円)〜9万9999ポンド(約1649万円)

アストン マーティンDBS(2008年/英国仕様)
アストン マーティンDBS(2008年/英国仕様)

後期型のDBSを英国では選べるようになる。カーボンブラック・エディションなど、特別仕様車も含まれる。

10万ポンド(約1650万円)以上

走行距離の短い、状態の良いDBSを英国では選べる価格帯。執筆時にはアルティメット・エディションも売られていた。

英国で掘り出し物を発見

アストン マーティンDBS(英国仕様) 登録:2008年 走行距離:6万1100km 価格:8万4995ポンド(約1402万円)

希少な6速マニュアルのDBS。走行距離は長すぎず、望ましい条件で妥当な価格といえる。これ以上の価格の例は強気すぎるように思う。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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