ランボルギーニ・ウラカンLP610-4

公開 : 2014.08.19 23:40  更新 : 2017.05.29 19:21

■どんなクルマ?

5月の初めに初試乗した際、ランボルギーニウラカンは前途有望なスーパーカーであることが明らかになった。

エンジンはガヤルドと同じ5.2ℓV型10気筒。極めて重要なのは自然吸気である点だ。同じとは言うものの、特にトップエンドの改良が施され、8250rpmにて609psを発生する。

最大トルクは57.1Kg-m/6500rpm。トルクが最大になったところから、さらに高い回転域まで回すことによって最高出力がようやく発生するのだ。それを手助けするのは、ウラカンより採用されたデュアル・クラッチAT。今までの賢いとは言えないシングル・クラッチの自動MTに比べると、かなりいい。

ウラカンにはMTが用意されない。14,000台が売れたガヤルドのうち、MTを選択したのはわずか3,000台だけだったということが、その大きな理由なようだ。MTのガヤルドを運転したことのある筆者はかなりいい印象を受けていただけに、こればかりは残念だ。

アウディR8が使用するツインクラッチ・ユニットと同じものをウラカンも使用する。余談ではあるが来年から販売予定のR8にはランボルギーニ製のアルミニウムとカーボンファイバーのハイブリッド構造を用いることになるのだそうだ。磁気粘性流体を用いたダンパーを使用するのもアウディと同様。ただしウラカンの場合はオプションのみの設定。他にもオプションで可変レシオ電子制御ステアリングが用意され、こちらを選べば低速域では高速時よりもクイックな操舵が可能だ。テストに借りだした車両には、磁気ダンパーも可変ステアリングも装着済みだった。

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