異例の祭典に パリ・モーターショー2022 まとめ 注目はフランス車と中国車
公開 : 2022.10.25 06:05
ダチア・ジョガー・ハイブリッド
ダチアの新型MPV、ジョガー・ハイブリッド。2023年初頭に発売予定で、ルノー・クリオEテックやキャプチャーEテックと同じ1.6Lガソリンエンジンをベースとするハイブリッドシステムを搭載する予定だ。
ハイブリッドのMPVとしては最も安い部類に入るようで、英国向けの価格は約1万9000ポンド(約320万円)になると予想される。
DS 3のフェイスリフト
DS 3クロスバックは改良を受け、フロントエンドがよりスマートなデザインとなり、EV仕様のEテンスもパワートレインに手直しが入った。また、同名のハッチバックの販売を終了したことから、車名は「DS 3」に変更された。
欧州、特に母国であるフランスにおいては、重要な車種であることに間違いはない。
長城汽車
長城汽車は、EVブランドとしてオーラを立ち上げ、欧州市場に新型キャットを導入しようとしている。また、パリ・モーターショーでは、「コーヒー01」を筆頭に、ウェイ(Wey)ブランドで高級車市場に参入する計画も明らかにした。
ウェイ・コーヒー01(Wey Coffee 01)は、ガソリンエンジンと2基の電気モーターを組み合わせたPHEVで、システム総出力475psを誇る高級SUVである。40kWhのバッテリーを搭載し、電気のみで150kmの走行が可能とされている。
ホピウム・マキナ
ホピウム(Hopium)は、フランスの新興自動車メーカーで、パリでは同社初のモデルであるマキナを公開している。水素燃料電池を活用することで高級車セグメントでの地位を確立することを目指している。
販売価格12万ユーロ(約1760万円)とされるマキナは、1000kmの航続距離を誇り、3分で水素を補給できるという。電気モーターの最高出力は500ps、0-100km/h加速は5.0秒以下。
ジープ・アベンジャー
新型アベンジャーは、ここ数年でジープ最大級の発表と言えるかもしれない。DS 3やオペル・モッカなどに採用されているステランティスのECMPプラットフォームを採用する、ジープ最小の電動SUVである。レネゲードより小型というサイズ感と、何よりBEVであるという点で、大いに注目を集めるだろう。
二輪駆動と四輪駆動が設定され、航続距離は400kmを見込む。欧州では2023年前半に発売予定で、日本への導入計画もある。
ジープ・アベンジャー4×4
ジープ・アベンジャーのオフロード性能を強化したコンセプトモデルも公開された。エクステリアを変更し、過酷な地形に対応するための追加装備が特徴だ。
標準のアベンジャーよりも大きなフェンダーと広いトレッドを持ち、将来の4xeモデルを予告しているという。