異例の祭典に パリ・モーターショー2022 まとめ 注目はフランス車と中国車
公開 : 2022.10.25 06:05
ジープ・グランドチェロキー4xe
今年初めに北米でV6とV8のガソリンエンジンを搭載して発売されたグランドチェロキーが、花の都パリに登場。グランドチェロキーとしては初めて、2.0Lの4気筒ターボに2基の電気モーターを組み合わせたPHEV「4xe」となる。
合計出力380ps、最大トルク65kg-mを発揮するパワフルなモデルで、400V 17kWhバッテリーを搭載。電気のみの航続距離は40km、燃費は30km/l弱と謳われている。
メルセデス・ベンツ EQE SUV
メルセデス・ベンツは、10月16日に開催された別のオンラインイベントで、新型EQE SUVを発表した。
メルセデスの電動ラインナップの中で、EQCの上に位置するモデルであり、通常のEQEセダンとEVA2プラットフォームを共有している。航続距離をある程度犠牲にする代わりに、力強いスタンスとより広い室内空間を実現している。
2023年初頭に欧州で発売される予定で、価格は約10万ポンド(約1690万円)と、メルセデスにとって2番目に高価なモデルとなる。モデルレンジのトップは、最高出力687psのAMGモデルである。
モビライズ・リモ
主にタクシー、ハイヤー、社用車向けに開発されたルノー傘下のモビライズの新製品。最高出力149psと最大トルク26.5kg-mの電気モーターを搭載し、0-100km/h加速9.6秒、最高速度140km/hを実現している。
Namx HUV
欧州の新興ブランドNamxが発表したHUVは、ピニンファリーナがデザインした水素燃料電池車。6つの水素カプセルを搭載し、最大800kmの航続距離を実現するとされている。
エントリーモデルでは最高出力300ps、上位モデルでは550psを発揮するという。
オーラ・ファンキーキャット・セダン
長城汽車傘下のオーラが欧州に導入するEVハッチバック、ファンキー・キャットのセダン版。パリ・モーターショーで初めて公開された。
オーラ初の4ドア・セダンであるこのモデル(コードネーム:EC24)は、2種類のバッテリーサイズが用意され、1回の充電で最大700kmを走行できるという。欧州ではハッチバックとともに販売される予定だ。
プジョー408
プジョーは、スタイリッシュでキザなデザインの新型408を一般公開した。欧州では2023年の発売予定だ。
308と同じプラットフォームをベースにした408は、フォルクスワーゲンTロックやBMW X2に対抗する、独特のシルエットを持った車種となる。しかし、室内空間に妥協はないようだ。ヘッドルームの狭い508とは異なり、408は実用性を重視しているとのこと。
プジョーの最新レイアウトであるiコックピットを採用し、デジタルディスプレイと10.0インチのタッチスクリーンを搭載。欧州向けには、2種類のプラグインハイブリッド車と1種類のガソリン車が設定される予定。