ポルシェ・タイカンに高性能モデル? 過激エアロでサーキット走行

公開 : 2022.10.25 18:25

ポルシェ・タイカンの新たなプロトタイプが、ドイツのサーキットで目撃されました。エアロダイナミクスを強化していることから、高性能バージョンと思われます。

過激なエアロパッケージ装着 

ポルシェは、エアロダイナミクスを強化したタイカンの高性能バージョンを開発しているようだ。今回、ドイツのサーキットでプロトタイプが目撃された。

このプロトタイプは、既存モデルよりも明らかに低いプロファイル、大型リアスポイラー、改良されたフロントバンパーなどを備えている。

ドイツで目撃されたポルシェ・タイカンのプロトタイプ
ドイツで目撃されたポルシェ・タイカンのプロトタイプ    AUTOCAR

ポルシェの開発ドライバーであるラース・カーンが運転し、ロールケージとレーシングシートが装着されていたが、その他の詳細は確認できていない。

エアロダイナミクスとダウンフォースの強化が図られていることから、全体的な性能の向上が期待できる。現行のタイカン・ターボSスポーツツーリスモは最高出力761psを発揮し、0-100km/h加速2.8秒と最高速度260km/hを達成しているが、これを上回る可能性もある。

ポルシェはプロトタイプについて公式のコメントを控えたが、性能向上が実現すれば、今年初めにタイカンが打ち立てたニュルブルクリンクでの市販車ラップレコードを更新するチャンスにもなる。

今年8月、ドイツ国内限定のパフォーマンス・パッケージを装着したタイカンは、全長12.9マイルのニュルブルクリンクを7分33秒で走破し、テスラモデルSプレイドに2秒の差をつけた。

このパッケージには、21インチホイールとピレリPゼロ・コルサ・タイヤ、シャシーコントロールシステムの大幅なアップデートが含まれている。

タイカンの新型車は来年末か2024年初頭に発売される可能性が高い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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