日産アリア 詳細データテスト 広く高品質な室内 直観的な動力系 足回りは乗り心地も操縦性も難あり
公開 : 2022.11.05 20:25 更新 : 2022.12.02 02:31
使い勝手 ★★★★★★★★★☆
インフォテインメント
アリアに標準装備されるインフォテインメントシステムは、12.3インチのディスプレイ2面を一体化して横並びにしている。操縦系の上に画面を並べる、最近流行りのフライトコンソールスタイルだ。ただし、平面ではなく波型になっているのが差別化ポイントだと、日産では説明している。
入力のほとんどは、タッチパネルと音声認識による。とはいえ、音量調整ノブとオーディオ電源ボタン、空調コントロールは個別に用意されている。ステアリングホイールには、オーディオのリモートスイッチも設置されている。
メインメニュー画面は、グラフィックが鮮明でレイアウトもわかりやすい。使い方を理解するのもイージーだ。メーターはシンプルで、とっ散らかっていなくて、読み取りやすい。
純正ナビは入力しやすいが、スマートフォンのワイヤレス接続も標準装備で、ワイヤレス充電も付いてくるので、ミラーリングするユーザーが多いだろう。われわれの経験からすれば、なんの問題もなく操作できる。
燈火類
LEDヘッドライトは全車標準装備だが、アダプティブタイプとダイナミックウインカーはエヴォルヴに装備される。照射範囲はみごとなもので、ロービームのレベル設定も上々だ。
ステアリングとペダル
ブレーキペダル位置は、メインストリームのファミリーカーとしては例がないほど中央寄りだが、新型プラットフォームならその辺の自由は効きそうだ。ステアリングコラムは、調整幅がたっぷりある。