日産アリア 詳細データテスト 広く高品質な室内 直観的な動力系 足回りは乗り心地も操縦性も難あり

公開 : 2022.11.05 20:25  更新 : 2022.12.02 02:31

スペック

レイアウト

アリアルノー日産三菱アライアンスが新開発したEV専用プラットフォームのCMF-EVがベース。オールスティールで、可能な限りオーバーハングは短く、キャビンは長く取られている。

モーターはフロント、もしくは前後それぞれに1基を搭載。リチウムイオンバッテリーは、床下に敷き詰められている。前後重量配分は、実測で52:48だ。

パワーユニット

プラットフォームはルノー・日産・三菱アライアンスが新開発したCMF-EV。モーターはフロント、もしくは前後それぞれに1基を搭載。リチウムイオンバッテリーは、床下に敷き詰められ、前後重量配分は実測で52:48だ。
プラットフォームはルノー・日産・三菱アライアンスが新開発したCMF-EV。モーターはフロント、もしくは前後それぞれに1基を搭載。リチウムイオンバッテリーは、床下に敷き詰められ、前後重量配分は実測で52:48だ。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:他励電動機
駆動用バッテリー:液冷式リチウムイオン・91kWh(グロス値)/87kWh(ネット値)
最高出力:242ps/-rpm
最大トルク:30.6kg-m/-rpm
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:116ps/t
トルク荷重比:14.7kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4595mm
ホイールベース:2775mm
オーバーハング(前):875mm
オーバーハング(後):945mm

全幅(ミラー含む):2180mm
全幅(両ドア開き):3600mm

全高:1660mm
全高:(テールゲート開き):2180mm

足元長さ(前):最大1080mm
足元長さ(後):最大780mm
座面~天井(前):最大950mm
座面~天井(後):最大930mm

積載容量:466L

構造:スティールモノコック
車両重量:2093kg(公称値)/2109kg(実測値)
抗力係数:0.30
ホイール前・後:9.0Jx19
タイヤ前・後:235/55 R19 101V
ダンロップSPスポーツマックス050
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
最終減速比:11.1:1
リダクション比:- 
1000rpm時車速:12.6km/h

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.1km/kWh
ツーリング:4.5km/kWh
動力性能計測時:2.6km/kWh

メーカー公表値:消費率
混合:5.5km/kWh

公称航続距離:518km
テスト時航続距離:447km(平均)/393km(ツーリング)
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:10.8m

ブレーキ

前:350mm通気冷却式ディスク
後:330mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:自動(ステアリングコラム左側にスイッチ配置)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):70dBA
48km/h走行時:57dBA
80km/h走行時:61dBA
113km/h走行時:65dBA

安全装備

ABS/DSC/LKA/AEB/BSM/ドライバーモニタリング
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
0-30マイル/時(48km/h)3.8秒
0-40(64):5.1秒
0-50(80):6.5秒
0-60(97):8.2秒
0-70(113):10.2秒
0-80(129):12.8秒
0-90(145):16.0秒
0-100(161):19.8秒
0-402m発進加速:16.4秒(到達速度:147.1km/h)
0-1000m発進加速:29.4秒(到達速度:167.4km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
アウディQ4 E-トロン 40スポーツ(2021年)
テスト条件:雨天/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h)3.1秒
0-40(64):4.4秒
0-50(80):6.0秒
0-60(97):8.1秒
0-70(113):10.9秒
0-80(129):14.6秒
0-90(145):19.7秒
0-100(161):34.2秒
0-402m発進加速:16.5秒(到達速度:135.5km/h)
0-1000m発進加速:30.7秒(到達速度:160.5km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.5秒

30-50(48-80):2.6秒

40-60(64-97):3.1秒

50-70(80-113):3.7秒

60-80(97-129):4.6秒

70-90(113-145):5.8秒

80-100(129-161):7.0秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温17℃
30-0マイル/時(48km/h):9.4m
50-0マイル/時(64km/h):25.3m
70-0マイル/時(80km/h):49.3m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.19秒

ライバルの制動距離

アウディQ4 E-トロン 40スポーツ(2021年)
テスト条件:雨天/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):10.1m
50-0マイル/時(64km/h):27.4m
70-0マイル/時(80km/h):55.5m

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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