シトロエンC4カクタス・ピュアテック110フレアー

公開 : 2014.08.23 23:50  更新 : 2021.03.05 21:44

■どんな感じ?

ディーゼルと比べるとレスポンスや柔軟性の面では一歩譲るものの、110psという出力に対して、非力すぎると感じることはない。ブルーHDIと同様にギア比は長めの設定となっており、たとえば25km/h以下を2速で走る際には、エンストしないように注意する必要がある。

1500rpmから5000rpmまでの回転フィールは快活で滑らか。決して小さいクルマではないけれど、運転はとてもしやすく、燃費も良い。現実的な使用においては15.9km/ℓをマークし、気を使いながら運転すれば18km/ℓを超えることも見込めそう。

1.2ℓ3気筒ガソリン・エンジンはブロックにアルミを用いるのに対して、ディーゼルは排気量が1.6ℓ、気筒数も4つ、ブロックは鉄を用いる。したがって当然鼻先は軽く、ディーゼルのそれに比べると安定感が増している。また操舵感覚も精緻になっているのは嬉しい。

あいかわらずステアリングには奇妙な感触があり、フィードバックやセンター・フィールに曖昧さが残るものの、ディーゼルよりもイニシャル・コントロールは優れ、高速時での操舵も安定していた。

ディーゼルを試乗した際は、高速道路をまずまずの速度で走らせると首を傾げたくなるような振る舞いを見せたが、こちらのモデルは路面の凹凸にむやみに揺さぶられることもなく、気持よく運転することができた。

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