【詳細データテスト】レンジローバー・スポーツ 圧倒的な静粛性 十分以上のパワー しなやかな走り味

公開 : 2022.11.12 20:25  更新 : 2022.12.02 04:42

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

インフォテインメント

ランドローバーのタッチ式13.1インチ画面を用いるPivi Proインフォテインメントシステムは、旧型のインコントロールから大幅な改善を果たしている。8万5000ポンド(約1445万円)級の車に見合った、ほしい機能が揃ったものであることを力強く主張できる内容だ。

このシステムは触覚的なフィードバックも盛り込まれているが、アウディのように強く押さなくてはならずいらだつようなものではない。eSIMをふたつ備え、ネットワークを介したデータ接続がフルに使える。ただしこれは、初年度を過ぎるとサブスクリプションでの延長が必要だ。

インフォテインメントは、旧型システムから大幅に改良された。2年目からは定額性ながら有料になるもののデータ接続に対応し、接続の信頼性は高い。
インフォテインメントは、旧型システムから大幅に改良された。2年目からは定額性ながら有料になるもののデータ接続に対応し、接続の信頼性は高い。    MAX EDLESTON

それがなくても、スマートフォンのミラーリングはAppleもAndroidもワイヤレスで、さらにワイヤレス充電器も装備している。とはいえ、利用料を払っているならデータ接続を使いたいだろう。テストしている間に限れば、接続の信頼性は高かった。画面全体をくまなく使ってくれるのもうれしい。

加えて、Amazon Alexaを用いたボイスコントロールも標準装備。オプションでは、4つのヘッドレスト内蔵スピーカーを含む29スピーカーのプレミアムオーディオであるメリディアン・シグネチャーや後席エンターテインメント画面も用意している。

燈火類

LEDヘッドライトは標準装備。テスト車には未装着だったが、1250ポンド(約21万円)のデジタルLEDも用意されている。標準仕様のライトは、ロービームの光軸がやや高めだが、ハイビームのパワーはずば抜けている。

ステアリングとペダル

ペダル位置は、それと十分わかる程度に右寄りだが、問題となるのは、腰掛ける位置がクッションの外寄りに偏る程度のことだ。

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