価格/サイズ発表! ホンダZR-Vは“誰”に向けた新型SUVなのか? 見所は内装(前編)
公開 : 2022.11.17 11:04 更新 : 2022.11.17 20:25
ホンダが「ZR-V」を来年4月21日に発売します。今回、価格/燃費/ボディサイズが明らかに。前編では内装を詳しく見ていきましょう。
4/21発売 価格・サイズは?
ホンダが、新型SUVの「ZR-V」を2023年4月21日に発売することが分かった。すでに販売店では受注を開始している。
ヴェゼルとCR-Vとの中間に位置する、新たなCセグメントのグローバルSUVだ。
今年9月に画像の一部やパワートレインなどのスペックが公開されていたが、今回は来春の発売に向けて、サイズ、主要な装備、そして車両価格なども発表された。
ZR-Vのボディサイズは、全長4570×全幅1840×全高1620mm。ホイールベースは2655mm。都会の街中で扱っても持て余すことはない、適度なサイズといえるだろう。
パワートレインは2種類。1つは、141ps/18.6kg-mを発生する2Lガソリンエンジンに184ps/32.1kg-mを発生する電気モーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」。
もう1つは、178ps/24.5kg-mを発生する1.5LのVTECターボ。
グレードは、どちらも上級グレードの「Z」とエントリーグレードの「X」があり、それぞれFFと4WDが選べる。価格は、以下のとおりだ。
e:HEV X(FF/4WD):329万8900円/351万8900円
e:HEV Z(FF/4WD):389万9500円/411万9500円
X(FF/4WD):294万9100円/316万9100円
Z(FF/4WD):354万8600円/376万8600円
デザインにこだわりを感じさせるZR-Vについて、今回は内外装を中心に紹介していこう。
内装の質感とこだわり
インテリアは、素材そのものが持つ本来の美しさを素直に形状に落とし込み、必要な機能を際立たせていく手法を採った。
その本物らしさが色気となって、空間を包む、「グラマラスとエレガント」がコンセプトだ。
「加飾パネルをあえて使わない」とか、パドルシフトは手が小さい人でも使えるようにメタル製で“薄くてもしっかりしたもの”とするなど、細かな部分でのこだわりも感じさせる。
実車を目にすると、ひとつひとつの部品形状が美しく、機能性に裏付けされたデザイン・密度の高いディテールが、空間に心地良い緊張感を与えているのが分かるだろう。
センターコンソールはハイデッキタイプ。カップホルダーはシンメトリーで並列に並べて、ドライバーとパッセンジャーで動線をまたがない。
またラゲッジスペースもシンメトリーで、開口部やフェンダー内側、ドア内張り下部などの樹脂部には傷が付きにくいようなリブを入れるなど、使いやすさと機能性を両立した。