トヨタ新型「プリウス」、7年ぶりモデルチェンジ ハイブリッドのアイコンが歩んだ25年とは
公開 : 2022.11.16 14:16 更新 : 2022.11.16 20:52
意外にも苦戦? 4代目モデル
4代目となるプリウスは2015年12月に登場。トヨタの新しいクルマづくりの根幹となる「TNGA」を採用した第1弾の車両となっており、乗り心地や走行性能が大幅に向上したモデルとして鳴り物入りで登場した。
バッテリーにも新たにリチウムイオン電池が採用され(一部グレードを除く)、最も低燃費の仕様では大台のリッター40kmを超える40.8km/L(JC08モード)を実現したほか、待望の4WD仕様(E-four)も設定され、向かうところ敵なしになるかと思われた。
また2017年2月に遅れて登場したプリウスPHVは、プリウスとは異なる専用エクステリアデザインを纏っており、プリウスの1グレードという扱いから、プリウスの派生車種とも言える存在へと進化したほか、スポーツコンバージョンモデルの「GR」もPHVモデルのみに設定されていた。
そんな4代目プリウスだが、その挑戦的なエクステリアデザインが賛否の分かれるところとなり、3代目ほどの爆発的人気車種とはならず、2018年12月のマイナーチェンジで大きくエクステリアデザインを変更することになってしまった。
とはいえ、4代目プリウスは2016年、2017年と販売台数ランキングのトップに君臨しており、2018年こそノートにその座を譲るも2019年には再びトップに返り咲くなど、決して売れていないわけではないのだが、先代の人気ぶりから見ると物足りない結果となってしまったのは間違いない。
果たして新たに登場した5代目は3代目のような大人気車種になれるのか? 期待したいところである。