注目の新型車が勢ぞろい! 米ロサンゼルス・オートショー まとめ
公開 : 2022.11.21 18:05
チャージ・カーズ67
1967年の初代フォード・マスタングをベースにしたチャージ・カーズ67。最高出力543psを誇る35万ポンド(約5700万円)の電動スポーツカーである。チャージ・カーズは、英国に拠点を置く新興EVメーカーで、初代マスタングの象徴的なデザインを使用するためにフォードに「多額」のライセンス料を払ったとされている。
半世紀前のスポーツカーを完全に再設計し、電動化し、豪華に仕上げている。4基の電気モーターと63kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は約320km、最大トルクは155kg-m、0-100km/h加速は3.9秒という驚異的な数値を達成した。最高速度は250km/h。見た目こそ1960年代のレトロな雰囲気を再現しているが、中身は未来のスポーツカーである。
ジェネシスXコンバーチブル
ジェネシスは、サスティナブルでラグジュアリーな未来のビジョンを示すという、EVコンセプトを公開した。シリーズ第3弾となるこちらは、Xコンバーチブルと名付けられている。ロングボンネット、ショートオーバーハング、ユニークなLEDライトなど、ジェネシスのデザイン言語「アスレチック・エレガンス」を取り入れた最新作である。ロサンゼルス・オートショーで最も見栄えの良いクルマと言えるだろうか?
ハマーEV
EVとして生まれ変わったハマーだが、その巨体に見合うだけのパワーを備えており、ハマーの故郷であるロサンゼルスの観衆の人気を集めることは間違いないだろう。最高出力830ps、最大トルク1590kg-m、0-100km/h加速3.5秒と、まさにモンスターと呼ぶに相応しい性能を誇る。航続距離は約480kmとされている。
ハイペリオンXP-1
ハイペリオンXP-1の初公開は2020年だが、世界デビューを飾るためにプロトタイプがロサンゼルスに登場する。水素燃料電池とスーパーキャパシタを使う電動スーパーカーで、4基の電気モーターから2000ps以上のパワーを発生し、1回の充電での航続距離は約1600kmとも謳われる。最高速度は355km/h、0-100km/hはわずか2.2秒という。
ヒョンデ・アイオニック6
ヒョンデのEVシリーズ「アイオニック」の最新作であるアイオニック6が、ロサンゼルスで米国デビューを飾る。日本でも販売されているアイオニック5と同じプラットフォームを使用し、最大77kWhのバッテリーを搭載して、610kmの航続距離を実現する電動セダンだ。ツインモーター/四輪駆動のパワートレインから最大333psを発生し、パフォーマンスにも不足はない。テスラ・モデル3の手強い刺客となるだろう。