注目の新型車が勢ぞろい! 米ロサンゼルス・オートショー まとめ
公開 : 2022.11.21 18:05
レクサスRX
レクサスの世界販売で中心的な存在となっているベストセラー車、RXが設計を一新し、ロサンゼルスに上陸した。トヨタのGA-Kプラットフォームをベースにした大型SUVで、初めてPHEV(プラグインハイブリッド)を導入することになった。
アップグレードされた14.0インチのインフォテインメント・システムを搭載し、シートヒーターおよびベンチレーション、ワイヤレスのスマートフォン充電器、アップル・カープレイおよびアンドロイド・オートのワイヤレス接続など、快適装備もさらに強化されている。RXの快進撃は続きそうだ。
ポルシェ911ダカール
オフロードに特化したポルシェ911ダカールの実車がお披露目された。1984年のパリ・ダカールラリーでの勝利に敬意を表した、頑丈でオールマイティなスポーツカーである。最高出力480ps、最大トルク58kg-mのツインターボ3.0Lフラット6を搭載した四輪駆動の911 GTSと近い関係にある。さらに、シャシーとボディにオフロード向けの改良が加えられており、従来の911とはまったく別物になっている。2500台の限定生産で、価格は消費税込みで3099万円から。
スバル・インプレッサ
北米市場だけでなく、日本市場にとっても注目の存在。ロサンゼルス・オートショーは、新型インプレッサの国際的な発表の場となった。新しい外観、磨きあげられたシャシー、そして最高出力182psの2.5Lボクサーエンジンを搭載した「インプレッサRS」の追加など、大胆かつ慎重なモデルチェンジを遂げている。
トヨタbZコンパクトSUVコンセプト
トヨタは、bZ4Xに続く新たな電動クロスオーバーのコンセプトを公開した。CH-Rに近いサイズ感で、彫刻的かつスポーティな外観は、日常の運転を楽しませてくれそうな雰囲気がある。インテリアでは、環境負荷に配慮したサスティナブルな内装材を採用しているという。
トヨタ・プリウス
誰もが知っているプリウスが、内外装とも大幅に刷新され、パワーアップして帰ってきた。世界各地で環境意識が高まり、EVが普及しつつある中、エコカーの代名詞として従来のハイブリッドとPHEVを揃え、王座の奪還を狙う。しかし、英国など一部市場では今のところ導入の計画はない。
ビンファスト
ベトナム初の自動車メーカーとなったビンファスト(VinFast)は、新型VF 8およびVF 9をロサンゼルスへ送り込んだ。いずれもピニンファリーナがデザインした電動SUVで、母国ベトナムでは顧客への納車が始まっている。
中型のVF 8は、航続距離470km、最高出力407psを発揮する。大型のVF 9は、最高出力こそ同じだが、航続距離が最大594kmに引き上げられる見込みだ。いわゆる世界戦略車であり、アジアに続き北米、欧州にも導入する予定である。