【詳細データテスト】BMW M4 速さと快適性を両立 軽量でも装備充実 シートは標準仕様がベスト

公開 : 2022.11.26 20:25  更新 : 2022.12.02 03:06

スペック

レイアウト

4シリーズのシャシーをベースに、重要な部分には補強が施される。フロント縦置きのガソリンエンジンは直6ツインターボで、直後に8速ATが連結される。

駆動方式は後輪駆動。アクスルはリジッドマウントで、前後ともヘルパースプリングが装着される。

エンジン

フロント縦置きのガソリンエンジンは直6ツインターボで、その直後に8速ATを配置して後輪を駆動。サスペンションには、前後ともヘルパースプリングが装着される。
フロント縦置きのガソリンエンジンは直6ツインターボで、その直後に8速ATを配置して後輪を駆動。サスペンションには、前後ともヘルパースプリングが装着される。

駆動方式:フロント縦置き後輪駆動
形式:直列6気筒2993ccツインターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ84.0×90.0mm
圧縮比:9.3:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:550ps/5950〜7200rpm
最大トルク:66.2kg-m/2750〜5950rpm
エンジン許容回転数:7200rpm
馬力荷重比:339ps/t
トルク荷重比:40.8kg-m/t
エンジン比出力:181ps/L

ボディ/シャシー

全長:4794mm
ホイールベース:2857mm
オーバーハング(前):860mm
オーバーハング(後):1077mm

全幅(ミラー含む):2085mm
全幅(両ドア開き):4100mm

全高:1386mm
全高(トランクリッド開き):1650mm

足元長さ(前席):最大1160mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):最大1000mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:440L

構造:アルミ/スティールモノコック
車両重量:1625kg(公称値)/-kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:9.5Jx19/10.5Jx20
タイヤ前/後:275/35 ZR19 100Y XL/285/30 ZR20 99Y XL
ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2R
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:5.00/8.0 
2速:3.20/12.7 
3速:2.14/19.0 
4速:1.72/23.7 
5速:1.31/30.9
6速:1.00/40.6 
7速:0.82/49.4 
8速:0.64/63.4
最終減速比:3.15:1     

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:8.3km/L
ツーリング:11.0km/L
動力性能計測時:3.4km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):6.3km/L
中速(郊外):10.2km/L
高速(高速道路):11.9km/L
超高速:10.9km/L
混合:10.1km/L

燃料タンク容量:59L
現実的な航続距離:489km
CO2排出量:225g/km(WMTC)

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング+補助スプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング+補助スプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.4回転
最小回転直径:12.2m

ブレーキ

前:400mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:380mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、ブレーキアシスト
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ設置

静粛性

アイドリング:54dBA
全開時(4速):90dBA
48km/h走行時:66dBA
80km/h走行時:69dBA
113km/h走行時:73dBA

安全装備

ABS/ASC/DSC/CBC/DBC
Euro N CAP:5つ星(420d、2019年)
乗員保護性能:成人97%/子供83%
歩行者保護性能:93%
安全補助装置性能:72%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温19℃
0-30マイル/時(48km/h):1.8秒
0-40(64):2.3秒
0-50(80):3.0秒
0-60(97):3.6秒
0-70(113):4.4秒
0-80(129):5.2秒
0-90(145):6.1秒
0-100(161):7.3秒
0-110(177):8.5秒
0-120(193):10.0秒
0-130(209):11.7秒
0-140(225):13.9秒
0-150(241):16.5秒
0-160(257):19.5秒
0-402m発進加速:11.6秒(到達速度:208.1km/h)
0-1000m発進加速:20.6秒(到達速度:262.6km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ポルシェ718ケイマンGT4 RS
テスト条件:乾燥路面/気温38℃
0-30マイル/時(48km/h):1.8秒
0-40(64):2.5秒
0-50(80):3.1秒
0-60(97):3.9秒
0-70(113):4.8秒
0-80(129):5.8秒
0-90(145):7.0秒
0-100(161):8.3秒
0-110(177):9.9秒
0-120(193):11.6秒
0-130(209):13.7秒
0-140(225):16.2秒
0-150(241):19.2秒
0-160(257):23.4秒
0-402m発進加速:12.1秒(到達速度:197.1km/h)
0-1000m発進加速:21.6秒(到達速度:250.7km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.5秒(2速)/2.3秒(3速)/3.2秒(4速)

30-50(48-80):1.2秒(2速)/1.7秒(3速)/2.3秒(4速)/3.6秒(5速)

40-60(64-97):1.5秒(3速)/1.9秒(4速)/2.8秒(5速)/5.1秒(6速)/8.1秒(7速)

50-70(80-113):1.5秒(3速)/1.8秒(4速)/2.4秒(5速)/4.1秒(6速)/7.7秒(7速)/12.6秒(8速)

60-80(97-129):1.6秒(3速)/1.9秒(4速)/2.4秒(5速)/3.5秒(6速)/7.0秒(7速)/12.8秒(8速)

70-90(113-145):1.9秒(4速)/2.5秒(5速)/3.4秒(6速)/5.7秒(7速)/13.1秒(8速)

80-100(129-161):2.1秒(4速)/2.6秒(5速)/3.5秒(6速)/4.7秒(7速)/12.3秒(8速)

90-110(145-177):2.7秒(5速)/3.6秒(6速)/4.7秒(7速)/9.9秒(8速)

100-120(161-193):2.8秒(5速)/3.8秒(6速)/5.1秒(7速)

110-130(177-209):3.2秒(5速)/4.1秒(6速)/5.7秒(7速)

120-140(193-225):4.4秒(6速)/6.3秒(7速)

130-150(209-241):4.8秒(6速)

140-160(225-257):5.4秒(6速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温19℃
30-0マイル/時(48km/h):7.8m
50-0マイル/時(64km/h):20.6m
70-0マイル/時(80km/h):40.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.44秒

ライバルの制動距離

ポルシェ718ケイマンGT4 RS
テスト条件:乾燥路面/気温38℃
30-0マイル/時(48km/h):8.0m
50-0マイル/時(64km/h):21.5m
70-0マイル/時(80km/h):41.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.43秒

各ギアの最高速

1速:57.9km/h(7200rpm)
2速:91.7km/h(7200rpm)
3速:136.8km/h(7200rpm)
4速:170.6km/h(7200rpm)
5速:223.7km/h(7200rpm)
6速:291.3km/h(7200rpm)
7速:307.4km/h(6213rpm)
8速(公称値):307.4km/h(4849rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1777rpm/2031rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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