中古で選ぶ至高の日本車 20選 目利きの英国人が好む「お得」な1台とは
公開 : 2022.11.26 06:05
マツダ6 MPS(マツダスピード・アテンザ)
インプレッサやランエボ以外のスポーツセダンを選ぶなら、マツダ6 MPS(マツダスピード・アテンザ)がいい答えになるかもしれない。知名度は2台に及ばないが、その分少ない費用で多くの楽しみを享受できるだろう。
外観上、標準のマツダ6(日本名:アテンザ)との違いはツインエグゾーストだけで、アグレッシブなパフォーマンスセダンであることをほとんど感じさせない。しかし、2.3L 4気筒ターボから最高出力260psと最大トルク38.5kg-mを発生させ、四輪を駆動する。0-100km/h加速6.6秒、0-160km/h加速は16.4秒と実力は十分以上。
希少車となりつつあるが、英国における現在の中古車価格は3805ポンド(約65万円)から。もう少し掘り下げてみると、9万3000km走行の2007年式が6690ポンド(約110万円)で手に入るそうだ。
トヨタMR2(MRS)
日本のオープンスポーツカーといえば、マツダ・ロードスターが多くの票を集めることは明らかだろう。もし、他とは少し違うクルマを選ぶとしたら、トヨタの3代目MR2(日本名:MRS)はどうだろう?
車重975kgと軽量でレスポンスが良く、パワーステアリングを装備し、取り回しもしやすい。暖かい日にはルーフを瞬時に開けることができる、ミドシップのスポーツカーである。英国仕様は最高出力140psの1.8Lエンジンと5速MTを搭載。2002年以降は6速が追加された。
過走行車は1895ポンド(約30万円)で買えるが、2002年の走行距離10万kmの個体は4795ポンド(約80万円)となっている。
マツダRX-8
RX-7に続く、エキサイティングなロータリーエンジン車。マツダRX-8は、GTライクなスタイリング、観音開きのドア、小さいながらも290Lのトランクなど、ずいぶんと人に優しいクルマとなっている。インテリアは現代的で、センターを貫く背骨のようなトンネルや、ヘッドレストに小さな三角形(ロータリーのモチーフ。随所にあしらわれている)を備えたシートが特徴的だ。加速時には最高出力230psの1.3Lエンジンが光り輝き、9500rpmまでクールに回転する。
50対50に近い重量配分と1400kgを下回る車重のおかげで、ハンドリングは良好。エンジンは適切なメンテナンスが不可欠で、何があろうとオイルとガソリンを消費しまくる。状態のよろしくない個体は1500ポンド(約25万円)で手に入るが、英国編集部は2009年式で走行距離6万2000km、素晴らしいコンディションの1台を5200ポンド(約82万円)で発見した。