タイムレスなデザイン アウディTT(初代) 英国版中古車ガイド 最速はクワトロ・スポーツ

公開 : 2022.12.09 08:25

知っておくべきこと

TTクーペには+2のリアシートが備わっているが、大人が座るには狭く荷物置きとして考えたい。クワトロ・スポーツではストラットブレースが伸び、2シーターになっている。荷室は充分に大きく、現行のA1と同じくらいはある。

アウディTT(初代/1998〜2006年/英国仕様)
アウディTT(初代/1998〜2006年/英国仕様)

英国ではいくら払うべき?

1000ポンド(約17万円)〜2999ポンド(約50万円)

前輪駆動と四輪駆動のTTが、数多く英国では発見できる。走行距離は16万kmを超え、状態は疑わしい。

3000ポンド(約51万円)〜4999ポンド(約82万円)

走行距離が短くなり、状態も改善する。主に個人売買が多いようだ。

5000ポンド(約83万円)〜7999ポンド(約132万円)

アウディTT 1.8Tクワトロ・スポーツ(英国仕様)
アウディTT 1.8Tクワトロ・スポーツ(英国仕様)

走行距離が8万km前後のTTを英国では狙える。パワフルな3.2 VR6も発見できる。

8000ポンド(約133万円)〜9999ポンド(約165万円)

英国では状態の良いTTを選べる価格帯。

1万ポンド(約166万円)以上

3.2 VR6やクワトロ・スポーツなど、状態の良い高性能グレードのTTを探せる価格帯。

英国で掘り出し物を発見

アウディTT 1.8Tクワトロ・スポーツ(英国仕様) 登録:2005年 走行距離:10万7800km 価格:1万2990ポンド(約215万円)

初代のTTとして価格は高めだが、クワトロ・スポーツだから動力性能に優れ希少性は高い。運転の楽しさでは、他のTTとは別といえる。今後の価値も期待できるから、悪くない投資といえるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    オリバー・ヤング

    Oliver Young 

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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