来たぜ! トヨタ・アクア「GRスポーツ」再登場 どう変わる? 価格/発売日が判明

公開 : 2022.11.29 13:33

トヨタ・アクアに「GRスポーツ」が復活。新型アクアをベースに、どのようなチューンを加えたのか解説します。価格は250万円台に。

2代目アクアに追加 GRスポーツとは

GRシリーズのラインナップに、現行型トヨタ・アクアが加わることが明らかになった。

トヨタ・ガズーレーシング(TGR)が販売するモデルには、フルチューン・コンプリートの「GRMN」、専用車/スポーツユニット搭載車の「GR」、スポーツコンバージョンの「GRスポーツ」という3カテゴリーが存在する。

新型アクアGRスポーツの専用フロントバンパー(ロア加飾バー付き/カラード)。
新型アクアGRスポーツの専用フロントバンパー(ロア加飾バー付き/カラード)。    TOYOTA GAZOO Racing

今回発売される「新型アクアGRスポーツ」は、「ヤリス・クロスGRスポーツ」「ハイラックスGRスポーツ」「ランドクルーザーGRスポーツ」「コペンGRスポーツ」「C-HR GRスポーツ」という現行世代の顔ぶれに追加される6番目の車種だ。

先代アクアのGRスポーツより「操縦安定性がレベルアップ、加速性能も向上しました」とTGRは説明する。

その手法は、ボディ剛性の強化・足まわり/パワーステアリング制御のチューニングといったもの。

サス/剛性/電動パワステのチューン

具体的には、ベースとなるアクアのフロア下2か所にブレースを、さらにリアバンパーリンフォースを追加。操縦安定性の向上とフラットな乗り心地を実現する。

足まわりの改良点も確認しておこう。

新型アクアGRスポーツ(内装色:ブラック/オプション装着車)
新型アクアGRスポーツ(内装色:ブラック/オプション装着車)    TOYOTA GAZOO Racing

フロントサスは、アブソーバ特性・コイルスプリングの専用チューニング、専用バウンドストッパーの採用、スタビライザー/ロアアームブッシュの特性変更などを行った。

応答性・車両姿勢・コントロール性・質感の高い乗り心地を高次元でまとめている。

リアサスは、トーションビーム式を踏襲。GRスポーツ専用に、コイルスプリング/ショックアブソーバーをチューン。締結ボルトの変更などにより操舵応答性・乗り心地の両立を図った。

電動パワーステアリングは、専用チューニングにより操舵フィールを向上し、クルマとの一体感を追求。

さらに、POWER+モードでは、よりスポーティな手応えを感じるEPS特性によりスポーツフィールを体感できるという。

アクアの外観 ワイド&ローに

外観は、フロントバンパーの形状をベース車から改良した。フロントタイヤ周辺の空気流を整流化し、後方に流す仕組みで空気抵抗を低減。

グリルは、専用の「ファンクショナル・マトリックスグリル」を採用。六角形のメッシュ形状は“G”をモチーフにしている。

新型アクアGRスポーツ(プラチナホワイトパールマイカ/2WD/オプション装着車)
新型アクアGRスポーツ(プラチナホワイトパールマイカ/2WD/オプション装着車)    TOYOTA GAZOO Racing

Gモチーフの三角形部分を光が反射する角度で造形することで、立体感を演出。

リアバンパーは、下部をハの字のガーニッシュでブラックアウトし、Gメッシュのテクスチャーを配した。

また、ドア下端のロッカー部を張り出させてボディサイドの厚みを持たせ、低重心を表現。

その前後には、205/45R17タイヤ(POTENZA RE050A)および専用17インチ・アルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付き)を採用する。

アルミホイールは、まっすぐ伸びやかなスポークでスポーティな印象だ。GRロゴ入りの赤色塗装フロント・ブレーキキャリパーがスポーツマインドをくすぐる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事