イアン・カラムのMk2を公開

公開 : 2014.08.29 22:00  更新 : 2017.06.01 02:12

ジャガーのデザイン・ディレクターであるイアン・カラムが18ヶ月の月日を費やしたリデザインしたジャガーMk2を公開した。このクルマは、シュロップシャーに拠点を置くレストアラー、クラッシック・モーター・カーズによってレストアが施されたモデルだ。

あくまでこのクルマはカラムの個人的な趣味のものだ。しかし、このクルマには彼なりの美的な修正と技術的なモディファイがされている。

Mk2のオリジナリティを尊重した上で、さらにエキサイティングなシェイプとパフォーマンスを与えたという。

カラムは、「先ず最初に非常にパーソナルなクルマであることを言っておきたい。Mk2が非常に美しいモデルであったことは間違いない。しかし、そのスタイルと性能に、現代的な基準からなる手を入れて見たかった。特に、シンプルでクリアにするというのが目標だった。」

カラムのMk2は、4.3ℓの排気量を持つXKエンジン、5速マニュアル・ギアボックス、ユニークな独立式リア・サスペンション、そしてアップグレードされたフロント・ブレーキを持つ。

車高はオリジナルよりも30mm低く、17インチのスピリット・リム・ホイールを履く。また、バンパーは全体的なフォルムに馴染むようなスタイルに変えられている。

「この時代のレーシング・カーによく見られる伝統的なルーバーが好みだった。このフロント・ウイングの4つのルーバーは、パワーがあることを表すとともに、他のモデルとは異なるもの、ということを意味している。もちろん、ダミーではなく、変更されたエンジンからの熱を効率的に排出するためのに設計をし直してる。」とも語った。

サスペンションは、クラッシック・モーター・カーズによって再設計されている。フロントにはパワー・アシスト付きのステアリング・ラック、アップデートされたコイル・スプリング、ロールバー、ウィッシュボーン・ブッシュ、アジャスタブル・ダンパー、ソリッド・サブフレームのマウントが与えられ、アンチ・ダイブに対する改善もなされている。

独立懸架のリア・サスペンションは、アップデートされたコイル・スプリング、ブレード・コントロール・ウィッシュボーン、アウトボード・ディスク・ブレーキ、アンチロール・バー、そしてアジャスタブル・ダンパーがセットされる。

また、レコーディング・スタジオ使用のクラリオンのオーディオ・システムを備える。

このクルマは、9月3日から5日まで西ロンドンのシオン・パークで行われるサロン・プライブ・オートショーで公開される予定だ。

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